昨年は絶不調だった涸沼ハゼ。9月中旬、今年の状況を電話確認してみると「小型が多いけどポツポツ釣れだしたよ」との返答。釣れる釣れない云々よりも、長閑な景色でわびさびを感じたい筆者は即予約。ポツポツ以上の釣果であった一日をレポートします。
●茨城県のリアルタイム天気&風波情報
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
涸沼のボートハゼ釣り
涸沼のシーズンは例年お盆明け頃から11月一杯まで。ただし、台風が直撃し、そのままハゼが散ってしまいシーズン終了という年もよくあるので注意が必要。
ポイント
ポイントは沼のあちこちに点在していて、陸っぱりでも狙えるのですが、曳き舟にて一級ポイントに連れて行ってもらえるボート釣りが特におすすめ。
![大型が魅力の涸沼ボートハゼ釣りで19cm頭に63尾 今期は小型が多め?](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/345451044a34145f5f1b10006b95bab6.jpg)
フォローも万全
飯岡屋の茣蓙(ござ)が敷かれたゆったりとしたボートは、和のテイストたっぷり。お茶とお弁当を持参すれば、一日のんびり過ごすことが可能。
船頭さんは行きと帰りの曳き舟だけではなく、ちょくちょくポイントを見回りにくるので、トイレやエサの追加、ポイント移動等もこの時に言えば対応してくれます。また、これ以外にも「何かあったら電話して」とのことでした。
![大型が魅力の涸沼ボートハゼ釣りで19cm頭に63尾 今期は小型が多め?](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/6d906e63e4308f737b2a4ede506b139b.jpg)
サイズが魅力
そして何といっても涸沼ハゼの最大の魅力は、釣れるハゼのサイズ。今年こそ小型が多いようですが、涸沼ハゼといえば、15cmオーバーが多く交じることでも有名。
実は筆者、17年前にここでハゼ釣りをし、20cm前後を30匹以上釣ったことがきっかけとなり、その後人生を狂わす、ではなくて潤す「釣り」という趣味がスタートしたのでした。
![大型が魅力の涸沼ボートハゼ釣りで19cm頭に63尾 今期は小型が多め?](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/c5ac540eec9cce6201862503e005bbf4.jpg)
釣り方とタックル
江戸川のボートハゼ釣りでは、小型のイカリを前方に1つ下ろすだけなので、風や潮の流れによって意外と広範囲を探れ、また釣れなくなったとしても、自力でイカリを回収してこまめにポイント移動を繰り返し、船下に仕掛けを落としていく釣り方で十分に数が出せるのです。
しかし涸沼のボートハゼ釣りでは、ボートの前と後ろの2か所にイカリ(特に前の碇は大きめ)を下ろすので、風や流れによって大きくボートが動くことはありません。ポイント移動するにも、大きいボートの割には頼りないオールしか積んでいないので、必ず船頭さんに手伝ってもらうことになります。
リールタックル
よって、一日のポイント移動回数は基本なし、やってせいぜい1、2回といったところ。そのため、数を釣るには広範囲が探れる「ちょい投げ」が効果的。水深はポイントにより1~2m程度と深くはないのですが、リールタックルがおすすめ。
![大型が魅力の涸沼ボートハゼ釣りで19cm頭に63尾 今期は小型が多め?](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/d66d911101c4c6bff4253115671de409.jpg)
折り畳み椅子
また筆者は靴を脱ぎ、足を投げ出したり、胡坐(あぐら)をかいたりと、少々お行儀の悪い姿勢で釣りをしますが、中には折り畳み椅子等を持ち込んでいる方もちらほら。ボートは陸っぱりや乗合船よりも動けないので、こういった物もあると便利です。
![大型が魅力の涸沼ボートハゼ釣りで19cm頭に63尾 今期は小型が多め?](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/fe65d37b79d777a34066899042e58531.jpg)