アジのバイトが大ヒント
坊主逃れのシーバスのつもりが
![【連載】久しぶりにプチ遠征!マルチなライトゲームで釣り場調査!](https://cdn.moneytimes.jp/600/600/OgLDVwDzAlOaRuyUdUBZPvABQtQbDCav/a7fa7627-1f57-4232-8126-1460e01f9ef6.jpg)
この時期、自分の地域でボイルするシーバスは極端なマイクロベイトパターンであるケースが多く、普通のルアーで釣るのがちょっと難しいです。ライトゲーム向けのワームを入れてダメならあきらめ、こんな付き合い方をしています。
この日は前半戦で思うように釣れず心が折れ気味、ワンチャンスを求めて、明暗でシーバスが狙えるポイントに移動してきました。強い風は残念ながら回避できませんでしたが、単発ながらサイズはよさそうなボイルがあり、ベイトは何か入っていそうです。
足元の護岸が作る明暗の表層直下をタダ巻きしてシーバス狙い、のはずがなんとバイトしてきたのはアジ!サイズは20cmほど、探していたターゲットを不意に見つけることができました。遠投メバリングタックルですが、もちろんアジを狙います!
いいエリアにはいい魚
シーバスのボイル、そして偶然ヒットしたアジがバタバタ釣れることで、「この場所は傾向的にこの魚で今は釣れる・釣れない」という頭から、「いいエリアにはいい魚がいろいろ集まっている」という風にイメージを切り替えることができました。魚も自分にとって都合のいい場所を探して移動を続けているわけですから、当たり前と言えば当たり前なんですが、この日はこれが原因で大分遠回りをした気がします。
もう少し気楽に構えて、なんでもいいから釣れる場所と動いていれば、もっとアジを釣れたかも…後悔先に立たずとはまさにこのこと。もう少しフットワークを軽く、何かヒントを見つけてしっかり活かせるように、この辺りが今年の課題になりそうです!
アジはイージー&絶好調!
アジング王道パターンかつ食いが深い!
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合っていないタックルと爆風の中、1gのジグ単はほとんど飛距離が出ませんが、足元の明暗で釣れるなら飛距離はほとんど問題ナシ。この時は10m飛べばヒットゾーンに入るほど、アジが岸際近くまで寄っていました。
釣り方は王道のジグ単パターンで、投げて5カウント、3回ショートトゥイッチ、そして3カウントのフォール&巻かない、この釣り方だけでかなりの数を釣ることができました。巻き取るのはフォール後に余ったラインを回収するのみで、ラインの張りでスライドさせて、できるだけリーリングでジグヘッドは動かさないようにするのが、軽量ジグヘッドでリフト&フォールする時の大きなポイントです。
この日は風や潮の加減がよかったのか、フォール時は張らず緩めずのラインテンションを作ることができました。アジの活性は非常に高く、違和感に対してやや張ったラインテンションを作れば、いいところに掛かって上がってくる食い込みの深さ!タフコンディションの中で、難しいアワセ無しで釣れる状況に遭遇することができました!
時合い中は3方向+3レンジでイメージするのがおすすめ!
アジはよく釣れてる時でも、居場所やレンジがコロコロ変わる魚です。食い込みが深く活性が高い状態は続いているような気配があり、基本的には連続して釣れるが、全くアタリがないキャストがある、というのが今回のケースでした。
こんな時は3方向+3レンジと通すコースを分類して、釣れなくなったらローテーションしていく釣り方がおすすめです。例えば自分の正面と右左、表層、中層、ボトムと区切ってしまって、正面中層がダメなら左右の中層、ダメなら正面ボトム、こんな風に基準を作ってアジがいる場所を探します。
カウントを使う探り方に左右を足しただけなんですが、近距離戦では活躍間違いナシ!簡単なので初心者の方はぜひ取り入れてみてください。レンジだけでなくアジは今この辺にいる、こんな風にイメージするのがおすすめです!