「ピラミッドはエジプトにしかない」と思っている方もいるのではないでしょうか。
実は南アメリカにも、数百を超える大量のピラミッドが存在しているんです。

そんな数ある南北アメリカのピラミッドの中でも最大規模を誇るのが、メキシコにある「テオティワカン遺跡」です。
テオティワカン遺跡は規模が大きいだけでなく、観光客が登れるピラミッドとして世界で最も高く、人気のスポットとなっています。

本記事では、メキシコの基本的な観光情報をはじめ、テオティワカン遺跡の見どころを解説します。

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目次
テオティワカン遺跡の観光情報
メキシコの概要

テオティワカン遺跡の観光情報

【メキシコ観光】世界遺産「テオティワカン遺跡」の見どころを解説
(画像=『TABI CHANNEL』より 引用)

テオティワカン遺跡は、メキシコ合衆国にある遺跡です。

ここでは、テオティワカン遺跡の概要について解説します。

テオティワカン遺跡とは

【メキシコ観光】世界遺産「テオティワカン遺跡」の見どころを解説
(画像=『TABI CHANNEL』より 引用)

テオティワカン遺跡は、メキシコ合衆国の首都・メキシコシティーから北東約50kmに位置する遺跡です。

紀元前2世紀から6世紀までこの土地に繁栄した、テオティワカン文明の都市があったと考えられています。

テオティワカン文明の発展は目覚しく、都市には下水道が完備されていました。

最盛期には人口15万人もの人々が暮らし、当時のローマ帝国に匹敵するほどの規模だったと考えられています。

文字記録をほとんど残さない文明だったことから正確な理由はわかっていませんが、600年頃に突如滅亡しました。

その後、13世紀にテオティワカン遺跡を発見したアステカ人が、その遺跡の規模の大きさに人間のものとは思わなかったため、「神々の都市」という意味の「テオティワカン」という名前が付けられています。

テオティワカン遺跡は、当時のアメリカ大陸では最大規模の都市で、現代でも様々な建造物などが残されています。

その中で最も注目されているのが、南北に配置されている「月のピラミッド」と「太陽のピラミッド」です。

ピラミッドといえば、エジプトの砂漠に囲まれたピラミッドを思い浮かべるかもしれませんが、テオティワカンのピラミッドは森の中にそびえ立ち、とても神聖な雰囲気を醸し出しています。

メキシコの概要

【メキシコ観光】世界遺産「テオティワカン遺跡」の見どころを解説
(画像=『TABI CHANNEL』より 引用)

まずは、テオティワカン遺跡があるメキシコの概要について紹介します。

メキシコの基本情報

【メキシコ観光】世界遺産「テオティワカン遺跡」の見どころを解説
(画像=『TABI CHANNEL』より 引用)

メキシコ合衆国は北アメリカの南部に位置し、北側にはアメリカ合衆国、南東はグアテマラとベリーズに挟まれている国で、北米と中米を繋ぐ位置にある連邦共和制国家です。

国土は日本の約5倍。

人口は日本よりもやや多い約1億3000万人となっており、スペイン語圏で最大の人口を誇る大国となっています。

通貨はペソ(Peso)を使用しており、1円=0.19ペソ(2020年12月時点)です。

通貨記号は米ドルと同じ「$」を使用して示されますが、米ドルとの混同がややこしいので、「M$」を使って表記されることも多いです。

ペソの補助単位として「センタボ(Centavo)」が使用され、100センタボ=1ペソです。

メキシコの物価は、リゾート地のカンクンを除けば日本より軒並み安いです。

メキシコ人の平均月収が4万円〜6万円となっており、物価も同程度なので、日本の感覚からするとメキシコシティーで1/5ぐらいの値段、田舎の方に行けばそれ以上に安い値段となります。

クレジットカードはホテルや高めのレストランでは使えますが、ローカルレストランや屋台、バスのチケットなどには使えません。

メキシコは治安が悪い印象が強く、あまり現金を持ち歩きたくない方も多いと思いますが、ある程度は現金を持ち歩くようにしましょう。

なお、メキシコは国土が大きく4つの時間帯があります。

テオティワカンに行く場合は、メキシコシティーが採用している中部標準時となるので、日本からマイナス15時間となります。

メキシコ観光のベストシーズン

【メキシコ観光】世界遺産「テオティワカン遺跡」の見どころを解説
(画像=『TABI CHANNEL』より 引用)

メキシコは北半球の国なので、寒い・暑いの季節感は日本と同じですが、乾季・雨季があるため、日本と全く同じような四季があるわけではありません。

5月〜10月が雨季、11月〜4月が乾季となっており、雨季は必ずスコールがありますが、気温は比較的暑く25℃前後となります。

乾季は雨が降らず気温が上がるため日中は暑くなりますが、メキシコシティーは標高が高いこともあり、朝晩は10℃以下になることもあります。

もし乾季に旅行をする際は、体温調整ができるような服装を持って行くようにしましょう。

乾季の方が雨が降らず、天気もカラッとしているので過ごしやすく、乾季が観光のベストシーズンと言えるでしょう。

注意点として、雨季の終わり、乾季の始まりの時期にはハリケーンが到来することがあります。

ハリケーンが来てしまうと旅行の計画に支障をきたしてしまうので、10月頃は外して行くのがおすすめです。

ここで紹介したのは、主にメキシコシティーを中心とした地域の気候です。

メキシコは国土が広く、地域によって気候も変わってくるので、カンクンなど別の地域への旅行も考えている場合は、その地域ごとの天候を確認するようにしてください。

メキシコの治安

【メキシコ観光】世界遺産「テオティワカン遺跡」の見どころを解説
(画像=『TABI CHANNEL』より 引用)

メキシコのイメージといえば、殺人やマフィアの抗争、誘拐などの凶悪犯罪のイメージがある方もいるのではないでしょうか。

実際に筆者もメキシコに渡航する前は、そのようなイメージが強かったですが、行ってみるとそこまで危険な国ではありません。

確かに、メキシコでは空港でも全て荷物をカバンから出してチェックしますし、バスに乗っていると突然警察が乗り込んで来て荷物チェックを始めたりと、治安が悪いような国の雰囲気はあります。

しかし、日中に観光地を歩いている分には身の危険はほとんど感じません。

むしろ観光客にとても親切で、道を丁寧に教えてくれたります。

街中にはそこら中に警察官がいるので、大通りなどを歩いている分には、日中なら女性一人で歩いていても特に問題ないです。

もちろん、スリやひったくりなどの軽犯罪はそれなりにあるので、貴重品の管理などは他の外国の国と同様に気を付けましょう。

殺人や誘拐などの凶悪犯罪は、ほとんどがマフィア同士の抗争なので、旅行客を対象にすることはありません。

ただ、大通りから外れてしまうと、場所によっては危険な場所もあるため、必ず観光地の人通りの多いところを歩くようにしてください。

メキシコシティーに関していえば、露天の店が並んでいることで有名なテピート(Tepito)は、麻薬絡みの犯罪が起きたりする場所なので、あまり近づかないようにしましょう。