意外と簡単!歩き方のポイント
ランニングなどの激しい運動と違い、簡単に始められるノルディックウォーキングですが、きちんと効果を出すためには正しい歩行方法を覚えておくことが大切です。ノルディックウォーキングをする際に意識しておきたいポイントをチェックしましょう。
正しい姿勢で前を見る
まずは、姿勢を意識することから始めます。たくさん歩いたとしても、きちんと背筋が伸びていないと運動の効果が落ちると考えられているため、注意が必要です。背筋をピンッと伸ばし、前の方を見据えるようにするのがポイント。
数メートル先を見るように視線を合わせると、正しい姿勢を保ちやすくなります。姿勢に自信がない方は、ノルディックウォーキングに出かける前に全身鏡でチェックしておくのがおすすめです。
目的に合わせてポールの位置を変える
歩行をスタートしたら、足の動きに合わせてポールを動かします。右足を前に出す時は右側のポールを前に、左足を前に出す時は左側のポールを前に、といったように足に合わせてポールを出すようにしてください。
ポールをどれくらい出すかは、目的によって変わります。歩行補助や関節に負担をかけたくない場合は、地面に対して90度になるようにポールを出すのがコツです。しっかりと運動機能を高めたい場合は、70度の角度をつけて出すようにしましょう。
足幅を広めに取る
きちんと運動効果を高めるためには、普段よりも広めに足幅を取ることが大切です。足幅を広くすることで、下半身の強化につながります。
エネルギー代謝も高まると言われているので、なるべく広めに幅を取ってみてください。慣れていないと難しいと思いますが、続けることで足幅を広めに取れるようになります。
1回に20分以上・週に2〜3回続ける
短時間行なっただけでは、ノルディックウォーキングの効果を引き出すのは難しいと考えられています。1回に20分以上は歩くようにしてください。また、週に2〜3回は行うようにします。1ヶ月、半年と続けていくうちに、効果を実感できるようになるでしょう。
期待できる運動効果
「体によいことは知っているけど、どのような効果があるのだろう」と気になっている方も多いでしょう。ノルディックウォーキングに期待できる効果について、具体的にご紹介します。モチベーションを高めるために、役立ててみてください。
上半身と下半身を鍛えられる
上半身と下半身を同時に鍛える効果を期待できます。通常のウォーキングだと下半身が中心になりますが、ノルディックウォーキングはポールを動かすので、上半身もきちんとトレーニングできるのが特徴です。
簡単に全身を鍛えたい場合は、ノルディックウォーキングが適していると言えるでしょう。運動不足になりがちな方におすすめです。
姿勢がよくなる
姿勢は、知らないうちに悪くなってしまうことがよくあります。デスクワークが多かったり、休日は自宅にいることがほとんどだったりすると、背中が丸まって猫背になることも。
ノルディックウォーキングに出かけて正しい姿勢を意識することで、徐々に改善できると言われています。姿勢をよくしたい時にも、ノルディックウォーキングは効果的です。
運動不足による腰痛・肩こりを改善
運動をする時間が短いと、腰痛や肩こりが起きやすくなると考えられています。ノルディックウォーキングで全身を使うように意識すれば血行がよくなり、腰痛や肩こりの改善につながるのもポイントです。体が硬くなりがちな方は、ぜひチャレンジしてみてください。