目次
岩場を下る方法は?
岩場を通過するときの注意点

岩場を下る方法は?

1:基本は登りと同じ

【上級登山向け】岩場登りの基本「三点支持 」講座!登る時のコツと注意点をご紹介!
(画像=Photo by Naoharu,『暮らし〜の』より 引用)

岩場は登るときよりも下る方が危険度が高い傾向にあります。下るときは特に三点支持を意識して「安定→次のホールドに手・足を伸ばす→安定」と繰り返すように意識しましょう。慌てずにバランスを保ちながら移動することが重要です。

2:臨機応変な対応も

岩場を下る場合は段差が大きくなる状況もあり得ます。状況に応じて、段差が大きい部分では腰を下ろしてから足を出すようにしたり、不安定な場所では体全体を岩に向けるようにしたりと安全を優先して行動しましょう。岩場の場合では特に、登りよりも下りの方が難易度が高まるため、ゆっくりと慌てないようにしてください。

3:濡れた岩場を通過するとき

濡れた岩場をスリップせずに通過するには、靴裏と地面の摩擦係数を最大になるように意識することが大切です。母子球を軸に足裏全体を固定して、できる限り地軸に対して垂直に立つようにしましょう。斜面に合わせて傾けてしまうと、荷重も斜めにかかってしまい、スリップする原因となります。

荷重移動も慎重に

足を踏み出すときは、軸足に全体重を乗せて前に出す足を地面に置き、前の足に荷重を移してからうしろの足を地面から抜くようにしましょう。蹴る力を使わずに前の足へ荷重移動する事でスリップは起きにくくなります。

岩場を通過するときの注意点

1:足を交差させない

【上級登山向け】岩場登りの基本「三点支持 」講座!登る時のコツと注意点をご紹介!
(画像=Photo byUserBot,『暮らし〜の』より 引用)

岩場を登るときは、足を交差させないように注意しましょう。自分の足を引っ掛けて転倒・滑落する原因となります。フリークライミング競技において、足を交差させて登る方法は技術のひとつとなります。しかし、岩場を登るときは、足を交差させないような足場を取るように意識することが重要です。

2:鎖やロープは補助的に

岩場には、鎖やロープが設置されている場合もあります。ついつい、鎖・ロープを使って手の力で登ろうとしてしまいがちですが、これはNGです。バランスを崩しやすくなります。あくまで、鎖やロープは補助的に使い、足で登るように注意しましょう。

3:安全確認を欠かさない

岩場を登るときは安全確認を怠らないようにしましょう。先行者がいる場合、登り切るのを待ってから進むようにしてください。ほかにも、鎖がある場合は、同じ鎖を2人以上でつかまないように注意しましょう。