2018年ロシアW杯
主な選外選手:浅野拓磨、井手口陽介、久保裕也
思えば2014年ブラジルW杯から2018年ロシアW杯までの4年間は、ドタバタの連続だった。ハビエル・アギーレ監督(2014-2015)が八百長疑惑を受けて解任。次いでアジア最終予選初戦での敗戦。最後にW杯本大会直前でのヴァヒド・ハリルホジッチ監督(2015-2018)の解任と、不安を抱えた中でのW杯出場だった。
直前の監督解任劇を受けてチームを託された西野朗監督(2018)は、これまでの代表経験や実績を考慮してかベテラン選手を中心に招集。結果的にはハリルホジッチ監督に見出された若手選手たちが、本大会出場の道を閉ざされる結果となっている。
特に最終予選終盤に活躍したFW浅野拓磨、MF井手口陽介、FW久保裕也らは、得点という大きなアピールができたところで突然湧いた監督解任のニュースには驚いたことだろう。一方で、短い時間でチーム作りを余儀なくされた西野監督の立場を考えれば、ある程度読むことができるベテラン選手の積極起用を決定せざるを得なかったと考えられるのも事実だ。