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人間関係でやってはいけないこと
どうしても上手くいかないときは
人間関係でやってはいけないこと

職場だけでなく、普段の人間関係でも避けた方がよいことはいくつかあります。コミュニケーションの基本を押さえて、好かれやすい環境をつくりましょう。周囲からの信頼を失う行動や、1人で全てを背負うのはNGです。
人の悪口を言う
人の悪口を言ってしまうと、あなたの評判が落ちる可能性があります。仕事の愚痴を言う時間は必要かもしれませんが、誰かを悪者にするのは避けましょう。
「話したのは1人だけだから大丈夫」と思っても、相手が誰かにしゃべってしまうかもしません。「○○さんがこんなことを言っていた」と尾ひれがついたうわさが広まる可能性もあるでしょう。
悪口を言われた相手は、あなたに悪い感情を持ちます。その人が直接攻撃をしてくるかは分かりませんが、人間関係がぎくしゃくする原因になるかもしれません。
悪口を言っている人がいても同調はせず、なるべく関わらない方が無難でしょう。
自分を責めすぎる
「人間関係が上手くいかないのは自分のせい」と自分を責めるのは避けましょう。原因を突き止めて直したいという目的があれば行動を見直すのは大切ですが、ただ責め続けていても状況は変わりません。
そもそも、あなたの行動だけが原因ではない可能性もあります。自分を責める前に、周りに相談するなど解決方法を考えましょう。第三者から見てもらえば、『相手の行動が行きすぎている』と気づくきっかけにもなるはずです。
また、自己肯定感が低くなると、悪循環に陥ってしまいます。いつもおどおどしていると、さらにコミュニケーションが取りにくくなるでしょう。
無理をしすぎる
自分の能力以上に無理をすると、心の余裕がなくなります。「こんなに頑張って仕事をしているのに」「どうして僕ばかり頑張っているんだ」と、周囲の人に言いたくなる日もあるでしょう。
仕事でいっぱいいっぱいのときに声をかけられると、イライラして怒鳴ってしまうこともあるかもしれません。あなたには特別な意味がなくても、人間関係は悪くなってしまいます。
どんな仕事でも多忙なときはあります。『しなくてもよいこと』は無理せず後回しにしましょう。誰かが手伝ってくれることもあるかもしれません。
どうしても上手くいかないときは

人間関係は、相手があって成り立つものです。自分の努力だけでは、どうしても上手くいかないときもあります。そんなときは、誰かの力を借りてみましょう。環境を変えてみるのもいいかもしれません。
誰かに相談する
職場の人間関係が悪くなり困っているときは、まず誰かに相談しましょう。問題となっている人間関係の深刻さによって、相談する相手も変わります。
単に、ちょっと行き違いがあったかもしれないという状況なら、同僚に相談して間を取り持ってもらうだけでも改善する可能性があります。
何らかのもめ事が起きてしまったときは、責任者や人事部に相談しましょう。特に、いじめやパワハラにつながるような問題の場合は、職場にも相談窓口があるはずです。
相手の悪口にならないよう注意するのが大切ですが、「人間関係を改善したい」と相談すれば前向きに受け取ってもらえるでしょう。
部署異動を希望する
人間関係が悪い原因が部署にあるときは、責任者や人事部に異動を希望してみましょう。狭い店や従業員が数人の会社では難しいですが、ある程度仕事の工程が分かれている会社なら可能性はあるはずです。
異動することで、同じ職場でも関係の悪い相手との接触を避けられるでしょう。気の合わない相手と深く議論しなければならない状況だと、意見がぶつかることが増えます。必要以上に接触しない場所なら、案外上手くやっていけるかもしれません。
すぐに異動ができなくても、希望を出しておけば次の人事異動までと割り切ることもできるでしょう。「やがて離れられる」と考えるだけで、気持ちも楽になります。
別の部署で新しい仕事をしたい気持ちがあるなら、あなたに合う部署がないか担当者に相談してみましょう。
転職を検討する
相談しても人間関係が上手くいかない、というときは、転職も視野に入れましょう。最後の手段ですが、職場の雰囲気や仕事内容がまったく合わない場合は、転職により道がひらける可能性があります。
会社にはそれぞれ雰囲気があり、いまの会社が合わないからといって、過度に自信を失う必要はありません。世の中にはコミュニケーション能力が求められる仕事だけでなく、個人の能力が重視される仕事もあります。
まずは自分に合う転職先を見つけるため、転職支援サービスを活用するのもよいでしょう。