寝袋の重ね方
薄手の寝袋を中に入れる

寝袋の重ね方として重要なのは薄手の寝袋を中に入れることです。例えば3シーズン用の寝袋と夏用の寝袋を重ねるときは、夏用の寝袋を3シーズン用寝袋の中に入れましょう。逆に3シーズン用の寝袋を夏用の寝袋の中に入れてしまうと窮屈に感じやすくなります。
圧迫感を感じてしまうと、寝付きが悪くなりやすいため必ず薄手の寝袋を中に入れるようにしましょう。
マミー型は中に

寝袋の重ね方で大切なのは小さな寝袋を中にして大きな寝袋が外側になるようにすることです。重ね方が間違っていると窮屈になったり、暖かさを感じにくくなります。寝袋には布団のような形状の封筒型と体にフィットするマミー型の2種類があります。マミー型は体にフィットするように作られているため封筒型よりコンパクトです。
そのため、2枚の寝袋を重ねるときは、封筒型が外側になるようにしてマミー型を中にして重ねましょう。
- 同じ形状でも重ね方は変わらない
マミー型同士の寝袋を重ねるときも封筒型同士の寝袋を重ねるときでも重ね方は変わりません。薄くて小さいものを中に入れるようにしましょう。二枚重ねにしたときに、窮屈にならないようにするというのは重要です。
寝るときの服装について
寝るときの服装も重要に

冬キャンプでは寝袋の重ね方だけではなく、寝るときの服装も重要になります。寝袋を重ねるときは窮屈にならないように薄手の寝袋を中に入れると紹介しましたが、服装も同じように薄手というのがポイントです。
寝るときに厚着をすると窮屈になり身動きが取りづらくなります。また、保温性の高い服を着てしまうと服で断熱されて体温で寝袋が暖かくならず、冷たいままになるため寝袋の保温性を引き出せなくなる点に注意しましょう。
フリースがおすすめ
快適温度で寝袋を使うと厚着をしなくても寝られるようになっているためダウンジャケットなどは着込まないようにしましょう。スリーブなどで過ごしてそれでも寒い場合は、適度に保温性と通気性のあるフリースを使うことで寝袋の保温性を引き出せます。
行動中はレイヤリング(重ね着)を駆使して服装で温度調節をして、就寝時には寝袋のもつ保温性をいかして寝るようにするといいでしょう。汗をかかない適度な服装というのが重要です。
速乾性の服も便利
二枚重ねの寝袋が暑すぎて汗をかいた後に速乾性のない綿を使用した服だと体が冷える原因になるため、汗がすぐ乾く速乾性の服装も大切です。速乾性のある化繊でできたインナーなどを着て寝袋に入るという方法もおすすめです。