3シーズン寝袋や夏用の寝袋は重ねることで冬キャンプでも使えます。今回は薄手の寝袋をどのような重ね方をすると使えるのか、また、重ね方の注意点などを解説します。また、寒さ対策にどのようなグッズが使えるのかなども合わせてご紹介します。
目次
冬キャンプはシュラフの快適温度が大切
薄手の寝袋を二重にするメリット
寝袋の重ね方
寝るときの服装について
重ね方の注意点
冬キャンプの寒さ対策について
3シーズン用シュラフしかない方におすすめ
冬キャンプはシュラフの快適温度が大切
快適温度以下での使用は危険
![寝袋の2枚重ねで冬用いらず!?重ね方のコツや冬キャンプの寒さ対策を解説!](https://cdn.moneytimes.jp/640/427/bIoaGaDWDFmmAXnhpqCWYFeTwajnwAKC/d3abd164-691a-4bac-bd2f-63bf78e2f900.jpg)
寝袋(シュラフ)は快適に使える温度が決まっており、ほとんどの寝袋で快適温度または使用最低温度として使える気温の目安が明記されています。快適温度とは文字通り快適に使える温度となり、個人差もありますが快適温度の範囲なら厚着をしなくても寝られます。
使用最低温度は厚着をすれば寒さになんとか耐えられるような温度となり、快適には過ごせません。使用最低温度より10度ほど足した温度で使うと快適に過ごせるようになります。
夏用はNG
冬は冷え込むことか夏用の寝袋を単体で使うことはおすすめしません。快適温度よりも気温が低すぎるため、寒すぎて寝付けなくなる可能性が高いです。また、防寒グッズなどを使用しても全身の保温は難しいため冬用の寝袋をきちんと用意しましょう。
一方春~秋の3シーズン用の寝袋は中綿の量が夏用よりも増えており、保温力が高いため防寒グッズなどで工夫すると冬用の寝袋と同じように冬キャンプでも使えます。
薄手の寝袋を二重にするメリット
保温性が増す
![寝袋の2枚重ねで冬用いらず!?重ね方のコツや冬キャンプの寒さ対策を解説!](https://cdn.moneytimes.jp/640/360/DxlunrGYUMjukbHkttoJRdGxFwqkbkmS/af20bd1a-37ec-4ea7-8199-44d1af6a6f56.jpg)
薄手の寝袋を重ねることで、冬用寝袋のような高い保温性が得られるようになります。例えば前述したように夏用の薄手の寝袋は単体では快適温度が高く、冬には向きません。しかし、2枚重ねにすることで冬キャンプでも快適に過ごせるほど保温性が高くなります。
専用の寝袋が不要に
![寝袋の2枚重ねで冬用いらず!?重ね方のコツや冬キャンプの寒さ対策を解説!](https://cdn.moneytimes.jp/500/500/JzDwkdAWDhiHGkYmABBtCsMbqgTLKeSO/2cf1c01a-ea08-4c02-800b-0cd33a3a4cf0.jpg)
夏用寝袋や3シーズン用寝袋が複数あると2枚重ねにすることで、冬用寝袋が不要になります。冬用寝袋は冬しか使えず、中綿の量が多いため暖かいのですが収納サイズが大きく、徒歩や自転車でのキャンプでは簡単には持ち運べません。
夏用寝袋は2枚でも冬用寝袋1枚よりも軽いため、徒歩や自転車でも運搬しやすくなります。ただし、製品により中綿の量などが異なるため必ずしも冬用寝袋よりも持ち運びやすくなるとは限りません。
費用が抑えられる
すでに夏用の寝袋や3シーズン用の寝袋が複数ある方は、2枚の寝袋を重ねることで冬用寝袋を買い足さなくてもよくなるため、費用を抑えられるメリットもあります。冬キャンプは必要な道具が増えるため少しでも費用を抑えたい方に薄手の寝袋を2枚重ねにする方法は特におすすめの方法です。