目次
"琥珀の道"のスタート地点は、ポーランドのグダンスク
まるで冒険気分!マルボルク城

"琥珀の道"のスタート地点は、ポーランドのグダンスク

旅のはじまりはバルト海に面したポーランドの港町「グダンスク」から。フィンエアーなら、ヘルシンキからグダンスクまでのフライトが飛んでいるのでスムーズにアクセス可能です。

ポーランドといえば「ワルシャワ」や「クラクフ」といった街がメジャーですが、グダンスクで産出される琥珀によってこの国に富と栄華がもたらされました。今日、私たちがそんな中世の趣を残す街々に旅ができるのも、琥珀のおかげなんですね。バルト海に面したグダンスクで採れた琥珀は、ワルシャワを経由して、かつての都だったクラクフへと運ばれていったそうです。

琥珀の道が繋ぐ!ポーランド・ロシア・リトアニアの美しい街々の魅力とは?
(画像=『たびこふれ』より引用)
琥珀の道が繋ぐ!ポーランド・ロシア・リトアニアの美しい街々の魅力とは?
(画像=『たびこふれ』より引用)

旧市街の入り口、「黄金の門」をくぐると、箱庭のように四方を囲まれた中世の面影を残す美しい街並みが広がっていました。その名も「長い通り」をまっすぐ歩いて、「長い広場」へ。ちなみに旧市街の手前にそびえているのは、そんなに高くない「高い門」。当時は、高いところにあったのかもしれません。ポーランドの人のネーミングセンスは、素朴で分かりやすくていいですね。

琥珀の道が繋ぐ!ポーランド・ロシア・リトアニアの美しい街々の魅力とは?
(画像=『たびこふれ』より引用)
琥珀の道が繋ぐ!ポーランド・ロシア・リトアニアの美しい街々の魅力とは?
(画像=『たびこふれ』より引用)

こじんまりとした旧市街の広場から黄金の門とは逆側に建つ「緑の門」をくぐると、バルト海につながるモトワヴァ運河に出ます。"採れた琥珀はここに集められて、ポーランド国内からヨーロッパ諸国に運ばれていったんだなぁ"と今でも往時のたたずまいを感じさせる、美しい街でした。

旧市街の中にはたくさんの琥珀製品を扱うお店があって、路上でも琥珀のアクセサリーなどを売っていたのでお土産や記念にお気に入りの1点を探すのも楽しいかもしれませんね。ただし、本物かどうかは自分の目で確かめて。

琥珀の道が繋ぐ!ポーランド・ロシア・リトアニアの美しい街々の魅力とは?
(画像=『たびこふれ』より引用)
琥珀の道が繋ぐ!ポーランド・ロシア・リトアニアの美しい街々の魅力とは?
(画像=『たびこふれ』より引用)

まるで冒険気分!マルボルク城

グダンスクから車で約1時間のところに建つ世界遺産「マルボルク城」も、ぜひ立ち寄りたいスポットです。いかにも中世のお城さながらの、立派な外観に圧倒されます。

琥珀の道が繋ぐ!ポーランド・ロシア・リトアニアの美しい街々の魅力とは?
(画像=『たびこふれ』より引用)

中世にドイツ騎士団によって築かれたお城ですが、皮肉なことに第二次世界大戦の戦禍でドイツ軍の攻撃によって破壊されてしまったそうです。その後、ポーランドの人々の熱意によって今の姿に復元され、現在は博物館として内部も公開されています。ポーランドの人達の根気強さって、すごいですね。

琥珀の道が繋ぐ!ポーランド・ロシア・リトアニアの美しい街々の魅力とは?
(画像=『たびこふれ』より引用)
琥珀の道が繋ぐ!ポーランド・ロシア・リトアニアの美しい街々の魅力とは?
(画像=『たびこふれ』より引用)

中世の頃に使われていた当時の「床暖房設備」なるものやお手洗いなど興味深い展示はもちろん、まるで冒険気分でお城の中を見学できますよ。