目次
ペットで飼えるトカゲ③オニプレートトカゲ
ペットで飼えるトカゲ④ヒョウモントカゲモドキ
ペットで飼えるトカゲ③オニプレートトカゲ
オニプレートトカゲの基本情報
飼いやすいトカゲ3匹目はオニプレートトカゲです。オニプレートトカゲはアフリカの乾燥地帯に生息するプレートトカゲ科のトカゲです。名前の由来にもなっている四角いプレートのような鱗が特徴的で、触るとゴツゴツとした独特な感触を楽しめます。
オニプレートトカゲの体長は平均40〜50cm程度で寿命は10年程度です。運動が足りないと肥満になりやすく、寿命が縮んでしまうので注意しましょう。
オニプレートトカゲの性格
オニプレートトカゲは神経質で臆病な個体が多いトカゲです。最初のうちはハンドリングを嫌がりますが、繰り返し行って慣れることで大人しくなります。トカゲのストレスにならないように様子を見て行いましょう。
大人しいトカゲなので多頭飼育も可能です。ただしオスは繁殖期に縄張り争いをするので、多頭飼育する時はメスをおすすめします。
オニプレートトカゲの種類
オニプレートトカゲには色や柄などのカラーバリエーション(モルフ)は存在しません。爬虫類らしい黒系の硬いウロコがオニプレートトカゲの魅力なのです。個体によっては首に青いラインが入っている物がいてブルーサイドと呼ばれています。
オニプレートトカゲの値段目安
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オニプレートトカゲの値段はペットとして販売されている爬虫類の中でも比較的安く、値段相場は5,000〜1万円程度です。国内でブリーディングしている人はほとんどいないので、野生種を輸入しているペットショップなどで探してみましょう。繁殖期の関係で4月頃に流通量が多くなります。
オニプレートトカゲの飼育ポイント
オニプレートトカゲの餌はコオロギやレッドローチなどの生きた昆虫です。しかし、昆虫だけだと健康維持に必要なカルシウム分が不足するので専用カルシウム剤を塗して与えるようにしましょう。また、オニプレートトカゲは雑食なので生の野菜もよく食べます。
ペットで飼えるトカゲ④ヒョウモントカゲモドキ
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の基本情報
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飼いやすいトカゲ4匹目のヒョウモントカゲモドキはインドやイランに生息するトカゲモドキ科のトカゲです。英名を略した「レオパ」という名称で親しまれています。
体長20〜30cm程度とトカゲの中では比較的小さいことと、人に懐くような仕草が愛らしいことからペットとして根強い人気を誇っています。寿命は15〜20年程度あるので、長く付き合える大切なパートナーとなれるでしょう。
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の性格
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レオパはペットとして最も飼いやすい爬虫類と言われるほど穏やかな性格のトカゲです。掌サイズの小さい身体や爬虫類としては珍しく目蓋があって表情豊かなところがハンドリングを嫌がらず人に懐くそぶりを見せるので、初心者からベテランまで多くの爬虫類から高い人気を得ています。
基本的に噛み付いたりしないトカゲですが、尻尾を激しく振っている時は触らないようにしましょう。
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の種類
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レオパはカラーバリエーション(モルフ)の種類がとても多く、分類されているだけで100種類以上ものモルフが存在します。全て紹介するのは難しいので、ここでは定番の人気モルフをピックアップしました。どんなタイプがいるのかをチェックして、ペットにしたい固体を見つけましょう。
ハイイエロー
ハイイエローは野生種の中でも特に黄色い種類を掛け合わせて作られたモルフです。地の色の黄色味が強く、黒い斑点が浮かび上がっています。一番最初に作られたモルフで流通量も多く、比較的購入しやすい種類といえます。現在はノーマルモルフとハイイエローが同一視される程定番の種類です。
ラプター
ラプターは複数のモルフの特徴を併せ持ったコンボモルフと呼ばれる品種です。赤い目とアルビノの白い肌、薄いストライプ模様のコントラストが美しく、とても人気の高いモルフです。元々は決闘署名として使用されていましたが、現在は品種を指すことが多くなっています。
ブリザード
ブリザードはレオパ特有の斑点模様が無いモルフです。地の色は薄い黄色や灰色から真っ白までさまざまで、ブリザードの中でも黄色味が強いタイプをバナナブリザードと呼ぶこともあります。体色が白いため、眼球が透けて目の上が青っぽく見えるのも特徴です。
アルビノ
アルビノはメラニンが無いため、黒い色素が無くなった品種の総称です。模様や地の色、目の色が違う点が特徴で人気が高く、流通量もやや少なめになっています。アルビノはトレンパーアルビノ、ベルアルビノ、レインウォーターアルビノという3種類に分かれています。
ヒョウモントカゲモドキの値段相場
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レオパはモルフの種類によって値段相場に幅があるトカゲです。流通量が多いハイイエローやタンジェリンは5,000〜2万円程度で販売されていることが多いでしょう。
しかし、アルビノ種や単色種の中には10万円以上の値段が付けられるレア個体も存在します。初心者の人はまず手頃な価格の個体を飼育して慣れてから高価な個体にチャレンジする方法をおすすめします。
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の飼育ポイント
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レオパは数ヶ月に一度脱皮します。体の表面に白っぽい皮が浮いてきたらケースの内側を霧吹きで濡らしたり、大きい水入れを入れたりしてケース内の湿度を上げて脱皮しやすい環境を作りましょう。
脱皮後肌に皮がくっついたまま残ってしまうと壊死する恐れがあるのでピンセットで取り除いてください。個体が小さい場合、皮も細かくなるので特に肌を傷つけないように剥がす際に注意しましょう。