目次
ペットで飼えるトカゲ①フトアゴヒゲトカゲ
ペットで飼えるトカゲ②アオジタトカゲ

ペットで飼えるトカゲ①フトアゴヒゲトカゲ

フトアゴヒゲトカゲの基本情報

ペットにおすすめのトカゲの種類5選!飼いやすくて懐くのは?飼育法や値段、寿命も!
(画像=Photo by jinkemoole、『暮らし〜の』より引用)

飼いやすいトカゲ1匹目はフトアゴヒゲトカゲです。フトアゴヒゲトカゲはオーストラリアに生息するアゴヒゲトカゲ科のトカゲです。興奮した時や威嚇する時に下あごを膨らませることからこの名前が付けられました。

頭部や体側面にトゲのような鱗が生えていることも特徴です。全長は最大50cm程度まで成長し、寿命は平均10〜15年程度です。昼行性で日光浴を好み、夜は木や岩の上で休む習性があります。

フトアゴヒゲトカゲの性格

フトアゴヒゲトカゲは爬虫類の中でも特に温和な性格をしています。人にも慣れやすく、手で直接餌を与えたりハンドリングしたりとスキンシップが楽しめるでしょう。名前を覚えて呼ぶと近づいてくるくらい懐く場合もあり、懐くトカゲを飼いたいという人におすすめです。個体差によっては臆病な性格もいるので注意しましょう。

フトアゴヒゲトカゲの種類

ペットにおすすめのトカゲの種類5選!飼いやすくて懐くのは?飼育法や値段、寿命も!
(画像=Photo by berniedup、『暮らし〜の』より引用)

国内外で幅広くブリーディングされているフトアゴヒゲトカゲは色味を強調した個体やウロコの形が違う個体など多くのカラーバリエーション(モルフ)が存在します。メジャーなモルフを紹介するので、飼ってみたいフトアゴヒゲトカゲを探しましょう。

ノーマル

ノーマルは灰褐色の肌とトゲ状の鱗を持ちフトアゴヒゲトカゲ本来の野生感たっぷりな印象を保ったモルフです。爬虫類業界では鮮やかなモルフの方が人気が高く、流通は少なめですがワイルドな見た目は根強い人気があります。

レッド系

レッド系はブリーディングで赤い色素を強調する選別交配によって生まれたモルフです。レッド系の中にも淡い赤から濃度が濃い赤まで多くの種類があり、「グローリーレッド」「ブラッディレッド」と言った名前で流通しています。

イエロー系

イエロー系は交配選別で黄色の色素を強くしたモルフの総称です。血統別に名前があり、「レモン」や「アイス」などの商品名が付けられています。レッド系に比べるとブリーディングが難しく流通量も少ない希少なモルフです。

レザーバック

レザーバックは鱗の形状を表したモルフの名前です。フトアゴヒゲトカゲは体にトゲのような鱗があることが特徴ですが、レザーバックは背中の部分がやすりのように滑らかになっていて、側面のトゲ状の鱗も数が少ないモルフです。

シルクバック

シルクバックも鱗の形状をブリーディングによる選別交配で変化させた個体を指します。フトアゴヒゲトカゲの特徴であるトゲ状の鱗がまったく無い独特のフォルムが魅力的なモルフで、触り心地も絹のようにすべすべとしています。

フトアゴヒゲトカゲの値段目安

ペットにおすすめのトカゲの種類5選!飼いやすくて懐くのは?飼育法や値段、寿命も!
(画像=Photo by barsen、『暮らし〜の』より引用)

フトアゴヒゲトカゲの値段相場は流通がおおいモルフで約1万〜3万円です。生まれて間もないベビーは1万円前後で購入できますが、幼体の飼育は難易度が高いため初心者の人にはおすすめできません。少し値段が高くても数年ブリードされて健康状態が安定した個体を選びましょう。

フトアゴヒゲトカゲの飼育ポイント

ペットにおすすめのトカゲの種類5選!飼いやすくて懐くのは?飼育法や値段、寿命も!
(画像=Photo by NH53、『暮らし〜の』より引用)

フトアゴヒゲトカゲは変温動物なのでバンキングライトでケース内に温度差を作り、個体が自分で体温調整できる環境を作りましょう。また週1ー2回、35度程度のお湯で温浴させると脱皮促進や便秘予防の効果があります。最初は怖がるので浅くお湯を張って慣らしていきましょう。

ペットで飼えるトカゲ②アオジタトカゲ

アオジタトカゲの基本情報

飼いやすいトカゲ2匹目はアオジタトカゲです。アオジタトカゲはオーストラリアやインドネシアに生息しているトカゲ科のトカゲです。名前の通り青い舌が特徴で、太い胴体と短い尻尾が特徴です。

60cm程度まで育つため大きいトカゲ好きな人向けです。暖かく乾燥した地域を好み、昼間活動します。寿命は15年程度ですが、丁寧に飼育すると20年近く生きる場合もあります。

アオジタトカゲの性格

アオジタトカゲは元々気性が荒い品種です。野生のアオジタトカゲは噛み付いて攻撃してくる場合もあります。一方で人に慣れやすいという特徴もあり、早くに懐くケースも多いのでぺっととコミュニケーションを取りたいタイプの人から人気を集めています。初心者の人はブリード個体を選び、購入時に顔を近づけるなどして反応をみましょう。

アオジタトカゲの種類

アオジタトカゲにはカラーバリエーション(モルフ)はありませんが、インドネシア系とオーストラリア系で約10しゅるの分類に分かれています。系統によって体の色や模様、サイズ感が違うのでペットショップで購入する時にはどの種類のアオジタトカゲなのかよく確認しましょう。

アオジタトカゲの値段目安

ペットにおすすめのトカゲの種類5選!飼いやすくて懐くのは?飼育法や値段、寿命も!
(画像=Photo bystevepb、『暮らし〜の』より引用)

アオジタトカゲは種類によって値段が違い、ブリード個体は1万円〜3万円程度、野生種は5万円以上と値段相場も幅広くなっています。まだ子供のベビー個体は価格が安くお手頃ですが世話が大変なので、初心者のうちはある程度成長して人に慣れた生体の購入をおすすめします。

アオジタトカゲの飼育ポイント

アオジタトカゲはトカゲの中では珍しくやや乾燥した環境を好みます。ケース内の湿度は25〜30%程度に維持して蒸れないように風通しがいい場所に設置しましょう。温度はバスキングライト付近を35度に設定し、他の部分は昼30度、夜25度程度を目安にしましょう。