まきエサ
クロダイ釣りに代表されるように、イカダ釣り=ダンゴと思う人は多いと思う。これは五目釣りにも当てはまることで、ダンゴをまけばクロダイだけでなくアジやヘダイ、カワハギなどにも抜群の集魚効果を発揮する。
![【2022年】五目イカダ釣り入門 魅力と対象魚ごとの釣り方を解説](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/09/20220909cb0207.jpg)
今はウェットタイプで、開封してそのまま使えるものも出ているので、できれば1袋は持っていくといいだろう。
サビキ仕掛け
アジを釣るなら、何といってもサビキ仕掛け。ただ堤防の小アジとは違い、20cmを超えるものも普通に釣れるのでハリスは1号以上、ハリは6号以上のものを選びたい。
![【2022年】五目イカダ釣り入門 魅力と対象魚ごとの釣り方を解説](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/09/20220909cb0205.jpg)
良型に的を絞って狙いたいという人には、テンビンフカセがお勧めだ。20cm以上の片テンビンにまきエサカゴとオモリを付け、全長1.5mの2本バリ吹き流し仕掛けをセットする。
サビキではハリスが短いため、良型のアジは警戒して食いにくいが自然にさしエサが流れるテンビンフカセは、良型を狙って食わせやすいのだ。
チョイ投げ
チョイ投げなら、ボート用の市販キス仕掛け。市販仕掛けはハリスが0.8~1号と細いものが多いので、自作もお勧め。その場合はハリス1.5号以上の太めで作成しよう。仕掛けが底をはうチョイ投げでは、ハリスの太さは食いには全く関係ない。ハリは流線、キスバリの8号以上。オモリは6~12号程度まで用意しておけば大丈夫だ。
カワハギ仕掛け
カワハギは市販のカワハギ仕掛けだが、釣れるサイズが比較的小ぶりのものが多いので、ハリは3~4号の小さめのものを選ぶようにしよう。
![【2022年】五目イカダ釣り入門 魅力と対象魚ごとの釣り方を解説](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/09/20220909cb0208.jpg)
だがイカダのあなどれない点は、カワハギにしろキスにしろ、思わぬ良型が釣れること。小さいのしかいないだろうと思っていると、思わぬ良型が掛かってハリが折られることもあるので、少し大きめの5号も持っておいて損はない。オモリは船で狙うときほど水深がないので、8~10号ぐらいまであれば十分だ。
胴つき仕掛け
食べておいしいヘダイは、カワハギ仕掛けでも十分狙えるが、堤防の根魚用胴つき仕掛けがお勧め。手のひらサイズでも引きはなかなかのものなので、ハリスは1.5号以上のものを選びたい。
釣り方
イカダ五目の釣り方を解説しよう。
アジ
狙うタナは基本的に底が中心になる。サビキなら堤防と釣り方は全く同じだ。底まで落としてサオを振り、まきエサのアミエビを放出してアタリを待つ。
テンビンフカセだと、いったん底まで落とし仕掛け分+30cmほど余分に巻き上げ、ハリスがナジむまで10~15秒ほど待ってからまきエサを放出する。これでまきエサとさしエサのオキアミが同調しているはずだ。
キス
ボートや堤防のチョイ投げと全く同じ釣り方だ。エサはイシゴカイやアオイソメ。ハリいっぱいに刺して垂らしは短めにしておこう。アタリがあっても即アワセはせず、少し送り込んでサオを立てるぐらいでいい。
カワハギ
船釣りよりも動きが少ない誘いが有効だ。船から狙う場合はタタキ釣り、ハワセ釣りなどいろいろなテクニックが認知されているが、イカダのカワハギはクロダイ釣り師からエサ取りとして嫌われているように、食欲旺盛で誘わなくても果敢にエサを食いにくる。軽く仕掛けを上下させ、違和感があれば止めて本アタリが出るのを待とう。
ヘダイ
ヘダイにいたっては誘いすら必要ないほど。エサはオキアミ、ゴカイ類と何でもこい。胴つき仕掛けを底まで落として待つだけ。カワハギもヘダイも、狙うタナは基本的に底なので少し底を切って待つ。
![【2022年】五目イカダ釣り入門 魅力と対象魚ごとの釣り方を解説](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/09/20220909cb0213.jpg)
アタリがなければ時々小さめのダンゴを入れて様子を見よう。ダンゴの中にアミエビなどを混ぜておくのも効果的だ。