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女性ならではの転職を考えたきっかけ
ブラック企業も転職のきっかけに!どんな特徴がある?
女性ならではの転職を考えたきっかけ

ここでは、女性が、女性ならではの理由で転職を考えるきっかけをいくつかご紹介したいと思います。女性が転職を考える主なきっかけは、給与や待遇への不満、結婚や出産などです。以下で具体的に解説していきますので、チェックしてみてください。
考えたきっかけ①結婚・出産で環境が変わった

結婚や出産は、女性にとって大きなライフイベントになりがちです。人生の大きな変化の起点となり、場合によっては住む場所が変わり、生活拠点ごと遠方に引っ越さなければならなくなることもあります。
また、出産は女性ならではの一大事業であり、その後の育児も含め、事前に環境を整えておく必要があります。仕事への影響も避けられず、女性が転職を含めて働き方の見直しを迫られることがあるのも事実です。
もちろん、仕事と家庭の両立は女性特有の問題ではありませんが、実際に転職を考えるきっかけとして、結婚や出産を意識したことを挙げる女性も少なくありません。
考えたきっかけ②職場でセクハラがある

セクハラが社会問題化したとはいえ、すべての職場からセクハラがなくなるわけではありません。男女ともに問題視されていますが、男性から女性へのセクハラの方が多く、それが原因で転職を考える女性も少なくありません。
セクハラに耐える必要は全くありませんし、精神的に追い込まれる前に転職するのは正しい判断です。

ハラスメントに対抗することもできますが、証拠を集めるなど手痛い対応が必要なので、まずは自分の身を守ることが最優先です。また、実際にセクハラがきっかけだったとしても、転職先には伝えない方が賢明です。
相手の会社ではどうすることもできませんし、トラブルの話をするのは良い印象を与えません。転職の際は、その件とこれから始める仕事とは切り離して考え、将来に目を向けるようにしましょう。
考えたきっかけ③給料が少なくて不満がある

現在、自分の給料が周囲と比べて低い、あるいは思っていたよりも給料が上がらないことに不満を感じている女性は多いのではないでしょうか。
満足のいく生活を維持するための出費は人それぞれですが、お金は生きていく上でとても大切なものです。リクルートキャリアの調査によると、女性の転職理由で最も多かったのは「年収アップ」でした。
子どもがいる女性の58.8%、子どもがいない女性の48.8%が、年収の低さを理由に退職を考えているとのことです。
昇進しても給料にほとんど変化がなく、仕事量だけが増えていくと、今の職場にとどまるかどうか悩むかもしれません。
考えたきっかけ④キャリアアップが望めない

また、年功序列で評価制度が明確でなく、福利厚生も少ないとなると、経済的に将来が不安なだけでなく、仕事へのモチベーションも下がります。
年功序列や男女の上下関係といった古い価値観を捨てていない企業で働く女性は、なかなか昇進できず、キャリアアップが難しいかもしれません。
転職する女性の多くは、「違う仕事がしたい」「もっとやりがいのある仕事がしたい」「仕事の幅を広げたい」「もっと専門性の高い仕事がしたい」「数字として評価されたい」など、仕事で向上したい前向きな理由を持っています。

そんなとき、女性が働きやすい職場への転職を考える人は非常に多いようです。結婚・出産後も共働きが求められる昨今、仕事に専念しようと考え、働き続けられる環境を求める女性が増えていると言えるでしょう。
ブラック企業も転職のきっかけに!どんな特徴がある?

「ブラック企業」とは、労働時間が極端に長い、ノルマが多い、残業代や給料が支払われない、ハラスメントが横行しているなど、コンプライアンス意識が極端に低い、離職率が高い、若者の「使い捨て」が疑われる企業などの総称です。
ブラック企業といえば、「残業時間が長い」というイメージがあります。一般企業ではある程度の残業は珍しくないですが、ブラック企業の場合、毎晩12時近くまで残業をさせられているという話もあるほどです。

また、ブラック企業の大きな特徴として、「サービス残業」を社員に強いるということが挙げられます。残業自体は法律で認められている行為です。しかし、ブラック企業では、残業代も払わずに残業を強要することが多いのです。
例えば、タイムカードを先に押させて定時に退社したことにしたり、残業時間をごまかしたり、仕事を持ち帰って自宅で残業させたりすることもあります。
さらに、ブラック企業の特徴として、「精神論がよく持ち出される」ことが挙げられます。精神論自体は悪いことではないのですが、ブラック企業の場合、「精神力」「気合い」「やる気」といった言葉が過剰に使われる傾向があります。

また、近年では「パワハラ」「モラハラ」といった言葉も一般化しており、ブラック企業ではこうした問題が多発する傾向にあります。
ブラック企業では、こうした精神的・肉体的ダメージが蓄積され、心身を病んでしまう人も少なくありません。
ブラック企業で働き続けることは、いずれ心身に大きなダメージを与えることになります。もし、ブラック企業に勤めていることがわかったら、一刻も早く転職することをおすすめします。