今からさかのぼること400年以上前、1603年に江戸幕府の徳川家康公の命により、江戸の防火を願って創建されたのが愛宕神社。現在では東京23区で最も標高が高い山「愛宕山」にある神社として知られるようになり、毎日多くの参拝客が訪れています。そんな愛宕神社について、徹底解説していきます!
目次
1. 愛宕神社の特徴・歴史について
2. 愛宕神社は水戸浪士が桜田門の変の前に集結した場所
1. 愛宕神社の特徴・歴史について
愛宕神社は1603年の慶長8年、江戸幕府を開府した初代征夷大将軍、徳川家康公の命により防火の神様として祀られました。
1.1 歴史
その後、江戸で起こった大火災で焼失してしまった愛宕神社ですが、明治10年頃に再建されました。大正12年9月1日の関東大震災や昭和20年5月24日帝都大空襲によって社殿が再度焼失したものの、昭和33年9月御本殿、幣殿、拝殿などが再建され、現在に至ります。
1.2 特徴
愛宕神社には標高26メートルの愛宕山の山頂にあり、これは23区内にある自然の地形としては一番高い山。一年を通して四季折々の景色を魅せ、いつ訪れても違った表情を見ることができるのも愛宕神社の魅力。
そしてオフィス街のど真ん中に位置しており、近辺のビル群と愛宕神社の自然のコントラストも素敵で、近辺で働くビジネスマンの憩いの場となっています。
また愛宕神社はさまざまな歴史の出来事の舞台となったことでも有名です。
2. 愛宕神社は水戸浪士が桜田門の変の前に集結した場所
万延元年の桜田門の変で井伊直弼(いいなおすけ)を討伐した水戸浪士ですが、愛宕神社はその水戸浪士に集結したと言われています。井伊直弼を討伐する前に愛宕神社に参拝し、その足で桜田門に向かったのです。