どうも、防水ブーツマニアです。

物欲神の筆者は今まで色々な防水ブーツを愛用してきた。現在これぞ最高の一足と思って愛用しているのは、イタリアの靴造りの職人集団ガエルネのGストーンゴアテックスだ。

なんせ二年ほど愛用して、傷んできたので色違いを購入してしまうほど気に入っている。

そんなガエルネが、日本の輸入元であるJAPEXと3年の歳月をかけて日本人向けに共同開発したのがパンテーラゴアテックスだ。

初回入荷時はすぐに売り切れてしまい、現在は再入荷したものの大変人気のため量販店への流通に至っておらず、オンライン販売のみとなっている。

パンテーラとはイタリア語でヒョウを意味するが、一体どんなライディングブーツなのか?普段からガエルネを愛用する筆者が試してみた。

目次
ハイテクスニーカーのような見ため
レザーのプロ集団が選んだマイクロファイバーという素材

ハイテクスニーカーのような見ため

イタリア人が日本人のために作ったライディングブーツは最高の逸品だった
(画像=『Moto Megane』より引用)

ガエルネは本格的なオフロードブーツの製造を得意としていて名品も多い。オフロードブーツの脱ぎ履きにはバックルを採用することが多いが、パンテーラゴアテックスも同様だ。

だが最近のランニング用スニーカーに採用されるような、厚みのあるソールはカジュアルな印象を強めている。

バックル部分もよく見てみると、アルミが使われているのは一部だけでほとんどのパーツで樹脂を採用しており、色味もブラックに統一されているため、オフロードブーツのようなゴテゴテした感じはしない。

オフロード、ワーキング、トレッキングともいえない独特の見ためは、他にないオンリーワンのブーツといえるのではないだろうか。本体の黒とソールの白の配色もあってハイテクスニーカーやバッシュのようにも見えた。

レザーのプロ集団が選んだマイクロファイバーという素材

イタリア人が日本人のために作ったライディングブーツは最高の逸品だった
(画像=『Moto Megane』より引用)

ガエルネは創業以来登山用のブーツを製造しており、トレッキングブーツに採用されるレザーの扱いにたけているため、ライディングブーツのラインナップを見てもレザーが採用される製品が多くを占める。

だがパンテーラゴアテックスにはレザーではなくマイクロファイバーを採用。こちらは一般的に人工皮革と言われるもので、近年では耐久性と頑丈さが求められる子供用ランドセルにも採用されている。

表面をよく見ると天然レザーのシボ模様のようなものが見え、質感的には天然皮革に近い印象を受けるが場所によって異なる仕上がりになっているのが面白い。

超極細のマイクロファイバーで作られている人工皮革は蒸れにくいと言われているが、表面はパンチングされていて、内側に貼られる防水フィルムは透湿性に定評あるゴアテックスなので梅雨時期でも蒸れにくそうだ。