目次
11. 休憩には高野山名物のお茶菓子を
12. 真言密教のお宝が眠る高野山の「霊宝館(れいほうかん)」へ
11. 休憩には高野山名物のお茶菓子を
いくつもお寺を見てまわっていると、結構な距離を歩くことになります。疲れてきたら、甘いお茶菓子で少々休憩をとりましょう。

美味しいお茶菓子がいただけるのは、老舗和菓子屋かさ國の「みろく石本舗」さん。
弥勒石(みろくいし)の逸話にちなんだ、その名も「みろく石」というお茶菓子が人気です。
実際の「みろく石」とは、別名「重軽石(おもかるいし)」ともいい、持ち上げる人の罪の重さを表すと言われています(人は生きるだけで小さな罪を背負っているという前提)。奥之院の御廟橋の奥に、本物の弥勒石があるのでぜひ試してみてください。

お茶菓子のみろく石はお饅頭生地の中に粒あんがたっぷり。食べやすいサイズなのでお土産にしても喜ばれます。
「みろく石本舗」さんには座ってお茶を飲めるスペースがあり、無料のほうじ茶が飲めるので少しの休憩にぴったりです。
他にも高野山名物のお茶菓子がもう一つ。「やきもち」です。丸くて薄いお餅の中に粒あんが入ったお菓子で、普通のお餅の他に、ヨモギを練り込んだものもあります。1個110円とお手頃な価格なので、食べ比べもおすすめです。表面に少し焦げ目が付いていて、ほうじ茶と相性も抜群です。

12. 真言密教のお宝が眠る高野山の「霊宝館(れいほうかん)」へ

まだ体力と時間に余裕があれば高野山霊宝館にも足を運んでみましょう。弘法大師空海が高野山を開いておよそ1,200年の間に作られた、真言密教に関わる数々の美術品が大切に保管されています。特に、歴史や宗教に興味のある方には行ってみてほしい場所です。
膨大な数の芸術品の中には、国宝や重要文化財などの非常に価値のあるものが。本館は日本で現存する最古の木造博物館で、建築から約100年が経っており、建物からもその価値の高さを感じることができます。
館内は、全て写真・動画撮影が禁止になっているので、自分の目で見て楽しみましょう。
拝観料は一般が600円。「高野山 世界遺産きっぷ」の封筒に付いている割引券を窓口で見せれば、なんと2割引なので480円で入れます。
中で見られるものの価値を考えると600円でも手頃に感じますが、割引券でさらにお得に拝観することができます。
【霊宝館】
- 営業時間:【5月~10月】8:30~17:30、【11月~4月】8:30~17:00
- 料金:【一般】600円、【高校生・大学生】350円 ※学生証提示必要、【小学生・中学生】250円
- 駐車場:無料(30台)
- 定休日:年末年始
- 車でのアクセス:大阪より国道で橋本まで、高野山道で大門までしばらく先右手
- 電車のアクセス:南海高野線「高野山駅」下車、南海りんかんバス(奥之院行き)にて「千手院橋」下車、徒歩約10分 大門行き。バス停「霊宝館前」