目次
5. 「那智の滝」へのアクセス方法と見どころ
6. 「那智原始林」の見どころ
5. 「那智の滝」へのアクセス方法と見どころ

ここからがいよいよ那智の滝への最終ルートです。那智の滝がある飛瀧神社(ひろうじんじゃ)には鳥居はありますが、神殿がありません。前述の通り、「那智の滝」自体が御神体となっているため、滝に向かって参拝することになるのです。

石段には手すりがついていて、安心して降りることができます。

飛瀧神社の入口の鳥居から歩いて数分で、ついに那智の滝にたどり着きます。その鳥居の先に広がる大瀑布(だいばくふ)を目にした瞬間、自然の絶景に圧倒され、息を飲むでしょう。
那智の滝は高さが133m、滝壺の深さが10m。高さと水量が日本一の滝とされていて、茨城県の袋田の滝、栃木県の華厳の滝とともに、日本三大瀑布と言われています。

滝を正面に見た左手の方から、大きな滝に近づくことができます。入場料は大人300円、中学生以下は200円です。

滝への道の途中には「延命長寿のお瀧水」という水場があり、初穂料を100円納めることで、神聖なお水をいただくことができます。

少し登ったところにお滝の拝所があり、ものすごい迫力で水しぶきが上がる雄大な那智の滝を眺められます。

滝を見終わった後は順路通り進み、先ほどの鳥居のある場所に戻ってきます。ここでもお土産がたくさんあるのでぜひお立ち寄りください。

無病息災守、延命水守、交通安全守など、さまざまなお守りがあります。八咫烏のキーホルダーなども充実しているので、お土産として購入するのもよさそうです。
6. 「那智原始林」の見どころ
那智原始林は那智大滝の東側一帯に広がる約33.5haの森林で、「神域」として木の伐採が禁じられていたことから、原始林が残る貴重な場所。ここには二の滝、三の滝と呼ばれる滝があり、那智の滝の奥にも別の滝があります。そのため、那智の滝は「一の滝」と呼ばれることもあるそうです。
しかし、原始林及び、二の滝、三の滝にはいつでも訪れることができるわけではありません。通常は立ち入り禁止で、2月から5月までの時期に一部許可されます。行ってみたいという方は、旅行会社、熊野・那智ガイドの会、那智勝浦町観光協会などが「神秘ウォーク」というツアーを開催していますので、問い合わせてみてください。