海釣りをしていると「今日は潮がいいね」とか「今日の釣りは潮が悪いから」などという、釣り人同志の会話をよく耳にします。海釣りの釣果に関係しているといわれる潮。ここでは潮の流れや満ち引きの仕組みから、海釣りをより楽しむ為の潮の見かたをご紹介します。
海釣りと潮の関係とは?

(画像=『暮らし〜の』より引用)
海釣りでは、釣果を左右するほどの影響力を持つといわれる潮汐。よく「今日は大潮だから、潮がいいね」とか「今日は潮が動いてないから釣れない」など、釣り人同志の会話にでてくる「潮」というキーワード。
海釣りに関係するのは釣り場やエサだけではありません。実は、潮の干満も大きく影響することがあります。ここでは潮と釣果の関係、そして潮見表の見方や読み方を知って、釣れる時間帯を予測しましょう。
満潮と干潮の仕組みとは
月と地球の自転による「起潮力」

(画像=『暮らし〜の』より引用)
潮汐(ちょうせき)とは、海面の水位(潮位)は約半日の周期でゆっくりと上下に変化する現象のことです。満潮や干潮などど言われる現象です。潮汐が起こる主な原因は、地球に月が及ぼす引力。
そしてもう1つは、地球の自転による遠心力と月が地球の周りを公転する際の力を合わせた「起潮力」です。 もちろん地球と太陽との間でも、やや小さい起潮力が生じます。
満潮・干潮とは

(画像=『暮らし〜の』より引用)
そして起潮力と地球の自転によって、潮位が上がりきった状態が「満潮」です。逆に潮位下がりきった状態が「干潮」です。地球は1日に1回転する為、満潮・干潮は1日に2回ずつ発生します。
また、地球の周りを月が約27.3日の周期で公転しているため、毎日満潮と干潮の時刻は、約50分ずつ遅れていきます。 当然、満潮時と干潮時の潮位やそれらの差も毎日変化しています。