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変わり者ゆえ、ライバルはいません!
一周まわってカッコいい! GPz250の魅力

変わり者ゆえ、ライバルはいません!

後継車不在!? ベルトドライブ採用のロードスポーツ カワサキ「GPz250」
(画像=ベルトドライブ駆動の兄弟車「Z250L TDtwin‐beltdrive」、『Moto Megane』より引用)

メーカー名:カワサキ
車名:Z250L TDtwin‐beltdrive
重量:151kg
エンジン:空冷4サイクル2気筒
排気量: 248cc
最高出力: 27PS / 10,000rpm

後継車不在!? ベルトドライブ採用のロードスポーツ カワサキ「GPz250」
(画像=「お前と一緒にするな!」と怒りそうなホンダVT250F、『Moto Megane』より引用)

メーカー名:ホンダ
車名:VT250F
重量:149kg
エンジン:水冷4サイクルV型2気筒
排気量: 248cc
最高出力: 35PS / 10,000rpm

同じカワサキのアメリカンバイク「Z250L TDtwin‐beltdrive」は兄弟車で、こちらもベルトドライブ駆動を採用しています。他社でライバルと呼べるのは、ホンダVT250Fくらいでしょうか。いやアチラは一大ムーブメントを引き起こした人気のバイク。「どの口が言ってんねん、おんどりゃ!」と怒鳴られることでしょう。

一周まわってカッコいい! GPz250の魅力

後継車不在!? ベルトドライブ採用のロードスポーツ カワサキ「GPz250」
(画像=スタイルは不運の名車「Z400GP」に酷似、『Moto Megane』より引用)

メーカー名:カワサキ
車名:Z400GP
重量:179kg
エンジン:水冷4サイクル4気筒
排気量: 399cc
最高出力: 48PS / 10,500rpm

私がオーナーになったのは、ある日のこと。ショップの片隅に置かれていた当時で10年落ちのGPz250を発見。売り物ではなく代車として使われていました。発売当時はダサかったビキニカウルも当時発売されたZRXっぽく、よく見れば1年限りで姿を消した悲運の名車「Z400GP」そっくり。一周まわってカッコいい。思わず10万円で即決購入していました。

後継車不在!? ベルトドライブ採用のロードスポーツ カワサキ「GPz250」
(画像=こだわりが詰まった実用性が高いロードスポーツ、『Moto Megane』より引用)

全体的にスリムですが、タンク容量は18ℓとたっぷり。燃費もよく400㎞以上無給油で巡行できます。ポジションはとても楽チン。シートの端が丸みを帯びているので足つきがよく、荷物も積みやすい。街乗りもツーリングもこなすオールラウンダーです。このクラスでは珍しく燃料計が付いているのも、カワサキのこだわりを感じます。

後継車不在!? ベルトドライブ採用のロードスポーツ カワサキ「GPz250」
(画像=ベルトドライブはメンテナンスフリーで耐久性も高い、『Moto Megane』より引用)

特徴であるベルトドライブは静かでスムーズ。チェーン駆動の場合、たわみ具合やオイルの状態によってコンデションの違いを感じますが、ベルトドライブはいつでも回転が安定していることが伝わってきます。中には「小石を挟むと亀裂する」などと書いている人もいますが(乗ったことあるのか?)、そんなヤワなものではなく、安心できるメカニズムでした。