営業職の求人に応募する理由が欲しい場合は、営業職にやりがいがあることを知っておくのがおすすめです。営業職はつらい分、やりがいもあるため、自分に合うと感じたら営業職を目指してみましょう。種類別の具体的なやりがいを紹介します。
営業職はつらい?

営業職への転職を検討する際、『営業はつらい仕事なのではないだろうか』と不安に感じる人もいるでしょう。実際の営業マンはどのように感じているのか、営業職の実態を紹介します。
半分以上の人がつらいと感じている
調査会社が営業マンを対象に実施したアンケートによると、営業職をつらいと感じている人は過半数に達しています。
営業がつらいと回答した人の主な理由は、『ノルマに追われている』や『売上にこだわらなければならない』です。結果を出すことへの苦労が見てとれます。
別のアンケート調査では、『営業中に嫌な思いをしたことがある』と回答した人が8割を超えています。『話を聞いてもらえない』『横柄な態度をとられた』『必要ないと怒られた』などが、嫌な思いをした具体的な内容です。
営業未経験の人が『営業はつらそうな仕事』というイメージを抱きやすいことは、これらの調査結果を見れば必ずしも間違いではないとわかります。
参考:マイナビ学生の窓口調べ|マイナビ
参考:企業の営業活動の実態に関する調査 | 株式会社ネオマーケティング
つらいだけではないのが営業の魅力
半分以上の人が営業職をつらいと感じている一方で、営業にやりがいを感じている人が8割を超えるという調査結果もあります。
この調査で対象となった営業マンのうち、もともと営業職に就きたいと思っていた人は約4割です。つまり、営業を希望していなかった人の中にも、仕事を通して営業職のやりがいを見つけられた人が一定数いることがわかります。
営業職をつらいと感じている人の多くは、営業の仕事にやりがいも感じています。営業はつらさに耐えるだけの仕事ではないと知っておきましょう。
参考:日本の営業実態調査2019 | 株式会社アタックス・セールス・アソシエイツ
営業職のやりがい

営業職はつらい側面がある一方で、やりがいも大いに感じられる仕事です。営業職で得られる代表的なやりがいを紹介します。
成果がわかりやすい
営業職における最大のやりがいは、がんばった分の成果がわかりやすいことです。自分の売上が数字としてはっきりと示され、売上は給料に反映されます。
多くの企業では、営業職にインセンティブ制度を設けています。インセンティブとは、売上に応じて基本給とは別に支払われる手当のことです。『歩合』や『出来高』とも呼ばれます。
一般的に、インセンティブはノルマを達成した場合に与えられます。ノルマの達成まではきつさを感じやすくなりますが、ノルマをクリアすれば努力の成果がお金という形で返ってくるため、モチベーションが高まるでしょう。
営業職の昇格に成績の評価が反映されやすい点もポイントです。入社年次や年齢に関係なく昇格できる仕組みは、ほかの職種ではほとんど見られません。
顧客の反応を直に見られる
営業職は自社の窓口として、顧客と直接やりとりする立場にあります。販売した商材の感想を顧客から直接伝えられるのも主に営業職です。
顧客の課題を解決するために商材を提案し、相手から感謝の気持ちを直に伝えられたら、営業としての大きなやりがいを感じられるでしょう。
顧客の反応に直接触れることで生まれるモチベーションは、ほかの部署では得にくいものです。
顧客との信頼関係が深まれば、顧客にとっての存在意義をより強く感じられるようになります。『あなたが必要だ』『あなたが担当で助かった』などの言葉をもらえるのは、営業職の醍醐味といえるでしょう。
対人スキルが鍛えられる
営業職で得られるやりがいの一つに、対人スキルを鍛えられる点が挙げられます。多くの人と会話を交わすうちに、さまざまなスキルが身につくことを実感できるでしょう。
営業で鍛えられる主なスキルには、コミュニケーションスキル・ヒアリングスキル・プレゼンスキルがあります。論理的・批判的思考力が身につくのもメリットです。
これらのスキルが鍛えられれば、営業マンとしてだけでなく、人としての大きな成長も期待できます。対人スキルの向上により人間関係が円滑になるため、社内やプライベートでストレスなく過ごせるようになるでしょう。