LINEにない、ビジネスの現場で必要な機能

LINEをビジネスで利用するには、セキュリティ上問題があることに加えて、機能も十分とは言えません。

一方のLINE WORKSは、以下のようなビジネスの現場で利用できる機能があります。

複数のデバイスで同時利用(パソコン、スマホなど)
掲示板
メール
共有フォルダ(Drive)
アンケート
タスク
管理機能
監査ログ

共有フォルダを利用した外部への安全なファイル共有の仕組みや、タスクやアンケート機能なども紹介したいところですが、今回は掲示板機能と、管理・セキュリティについて紹介します。

掲示板

LINE WORKSにはWiki的な役割を持つ機能として、掲示板とノートがあります。ノートはLINEにもあるのでイメージがつきやすいと思いますが、グループで利用することを想定しています。

一方の掲示板は、部署や会社全体などもう少し広い範囲への通知を目的としています。そのため、必読設定や予約投稿、既読の管理、未読者への再通知などの機能が搭載されています。

カテゴリ分けも可能なので、「社内規定」「入社1ヵ月で見る情報」「業務マニュアル」「部署ごとの共有事項」を用意するケースもあるようです。

管理と監査ができる重要性

次に、LINEとの大きな違いは「管理ができること」です。

たとえば、スマホを紛失したとき、LINEではアカウントを引き継げなかった場合に新たに作り直す必要がありますが、LINE WORKSであればアカウント管理や機能ごとの設定はもちろんのこと、遠隔でアカウントのロックをすることができます。

また、トークログや管理画面の操作ログなどを通して監査ができるため安全性が高まります。


ただし、「トークログを閲覧できる」というのはそれはそれで問題になるため、特権アカウントを作成し、許可なくひとりで見ることができないような仕組みを作るなどの工夫が必要です。

個人向けのLINEと連携できる

一般的にビジネスチャットツールで外部の人とやり取りをするときは、同じツールを利用する必要があります。

企業間の連携や、頻繁に連絡をする場合は良いのですが、ここで問題になってくるのが「お客様やまれに連絡をする個人(学生インターンや業務委託など)」とのやり取りです。

相手の目線に立ってみると、いちいち新しいツールをインストールするのは億劫です。企業側の目線に立ってみると、ライセンス料金はもちろんのこと、アカウントの管理が煩雑になり手間がかかります。

その点、LINE WORKSは、多くの人がすでに利用しているLINEと連携できるため、お客様や個人に「新しいツールをいれてもらうことなく」やり取りをすることができます。


また、LINE WORKSではLINEクリエイターズスタンプを利用することはできないのですが、LINE WORKSオリジナルスタンプを送信できるほか、LINEユーザーが送信したクリエイターズスタンプは閲覧することができます。

そのため、LINEユーザーはいつもの感覚でやり取りをすることができるのも良い点です。