社内の連絡は電話・メールをやめて「ビジネスチャット」に移行したらどうか?個人のFacebook Messengerや、LINEを使っていて、シャドーITのリスクがあるから「ビジネスチャット」を導入したい。そんな話をよく耳にします。
私も過去に同様の相談を受け「ビジネスチャット」を検討しました。しかし、「ビジネスチャット」といってもMicrosoft Teams、Google Chat、Slack、Chatworkなど、たくさんの製品があるためどれを選択すれば良いかわからず、大変頭を悩ませました。
そんななか、私はLINE WORKSを選定しました。今回は、なぜLINE WORKSを選定したのか、そして何が魅力的なのかをレビューしていきます。
2017年2月のリリース直後、前職で導入し、そこから2021年3月まで管理者としてライトプラン(プラン変更前)を利用していました。退職後はLINE WORKSの運用相談や、比較検討の相談に乗る形で利用を続けています。
ビジネス版LINE「LINE WORKS」
LINE WORKSは、LINEのような使い勝手で、誰でもすぐに使うことのできるビジネスチャットです。「ビジネス版LINE」とも言われており、LINEにはないビジネスに必要な機能が搭載されています。
また、「LINEと繋がる唯一のビジネスチャット」であり、LINE WORKSを利用していない個人に特別なアプリをインストールさせることなく、コミュニケーションを始めることができます。
プランは無償で利用できる「フリープラン」、フリープランを拡張し仕事に必要な機能を備えた「スタンダードプラン」、メールやファイル管理機能も搭載した「アドバンストプラン」の3つがあります。
LINE WORKSを選定した理由
私が当時LINE WORKSを選定したのは、「特別なレクチャーをせずに、誰もが使いこなせる」と感じたからです。
たとえば、私は他の企業でSlackを使っていますが、Slackの機能を熟知し使いこなすのは大変難しいと思っています。しかしながら、LINE WORKSは他のツールと比べて使いこなせるようになるまでに時間を要しません。
加えて、ビジネスで使うための機能が搭載されているのもポイントでした。
LINEに近いUIと機能
先述のとおり、LINE WORKSの一番の特徴は「LINEのようである」ということです。
LINEにある機能はもちろんのこと、使われている言葉もほとんど変わりません。
「LINEのような」というこだわりはすごく、LINE側に機能が追加されると、LINE WORKS側にも追って機能が実装されることがあります。
たとえば、2021年8月、LINEにリリースされたリアクション機能が、2022年5月にLINE WORKSでもリリースされています。