目次
向き不向きの判断ポイント
仕事が向いていないと思ったときの対処法
向き不向きの判断ポイント

『仕事が向いていない』と感じる瞬間は誰にでもあります。では実際にその瞬間に直面したとき、どのように向き不向きを判断すべきなのでしょうか。いまの仕事に対し、自分が向いているのか、向いていないのかを判断するためのポイントを紹介します。
やりがいを感じられるか
自分に向いている仕事をしていても、楽しくないと感じるタイミングは必ず訪れます。そんなときは仕事で成功した経験を思い出すといいでしょう。
『あのときのようにやりがいを感じられるかどうか』を、仕事に対する向き不向きを判断する基準にしてみてください。
うまくいっているときは、誰でもやりがいを感じていることが多いものです。成功した経験を思い返してみても『当時から特にやりがいを感じられなかった』のであれば、その仕事は向いていない可能性が高いでしょう。
将来はイメージできるか
過去を思い返すばかりではなく、将来のことを考えてみるのもよいでしょう。
現在の仕事を数年先も続けていられそうか、自分自身は現在の会社で将来的にどうなりたいかといった具体的な将来像をイメージします。そこをイメージできず、漠然とした不安を感じている場合、その仕事に向いていない可能性があるかもしれません。
ただし、漠然と将来をイメージするだけでは、的確な判断は難しいものです。理想となる将来像を思い浮かべた後、『そこにたどり着くまでにどの程度の期間がかかるか』『これからなにをしなければならないのか』といった道のりも想像してみましょう。
そうすることによって、確かな根拠とともにその後の行動を決められるようになるはずです。
プライベートでも悩んでしまう
プライベートの時間にも仕事のことで悩んでしまい、次の出勤が憂うつに感じる場合は、日々のストレスが発散できず心身に不調をきたしていることも考えられます。すぐに仕事内容や労働環境を見直すことを強くおすすめします。
無理に我慢して仕事を続けると、小さな失敗を繰り返すだけでなく、その後のキャリア形成にも悪影響を与えてしまうかもしれません。
少しでも心身の不調を感じた場合には、一息ついて、仕事内容や労働環境に問題がないか客観的に振り返ってみましょう。
仕事が向いていないと思ったときの対処法

仕事をしていると、どうしても『仕事が向いていない』と感じるときもあるでしょう。そんなときには、以下の対処法を一度試してみてください。
休暇をとってみる
日々仕事を続ける中で、『仕事が向いていない』という気持ちがなくならない場合には、一度休暇をとり仕事から距離をおいてみるのがおすすめです。
まとまった休暇があれば、好きな場所に出かけたり、趣味に没頭したりといった自分なりのリフレッシュ方法を見つけられる可能性が高まります。これにより、一旦立ち止まって自分の仕事について客観的に見直すきっかけも得られるでしょう。
特に連日残業や休日出勤が続いていると、正常な判断ができなくなっているケースも少なくありません。憂うつな気分が長期的に続いているのであれば、上司や人事担当にかけ合ってみましょう。
信頼できる相手に相談する
友人や知人、家族などの信頼できる相手に一度相談してみるのもおすすめです。
仕事上の悩みを自分1人で抱え込んでしまうと、自分を必要以上に責めてしまう原因になるほか、根本的な解決策に気づけない可能性があるからです。
第三者からの客観的な意見を聞けることで、自分の中にある考えをあらためて整理できます。また、自分では気づくことができなかった解決策の発見にもつながるでしょう。
何人かに相談をした結果、仕事が向いていないという意見を多くの人にもらったのであれば、思い切って転職に踏み切るというのも一つの選択肢です。
向いていないといわれたが続けたい場合
上司や先輩を含め、周囲の人から『今の仕事には向いていない』といわれても、自分ではもっと続けたい、がんばりたいと思っている場合もあるでしょう。
向上心を持って仕事に向き合えるのであれば、それはなんらかの形でやりがいを感じている証拠であり、今の仕事に向いているといえます。ただし、なにも考えず、がむしゃらにがんばるだけでは、結果にはつながりません。
『まずは1カ月以内にこの仕事を身につける』『数年以内にはこんな実績がほしい』といったように、期限つきで目標を決めて努力を積み重ねてみましょう。その結果、仕事に対しての姿勢や実績などから、周囲の評価も上がっていくことでしょう。
周りの人がどういおうと、最終的に決めるのは自分自身であることを意識し、目標設計の部分からやり直してみることをおすすめします。