目次
AIより人間が優れているところ
・創造力
・感性
AI時代になくなる可能性が低い仕事5選
・データサイエンティスト
・AIエンジニア
・コンサルタント
・介護職
・カウンセラー
AIより人間が優れているところ
AIが代替できない仕事は、人間の方がAIより優れている能力が必要とされる仕事です。
以下では、AIより人間が優れている点を2つ紹介します。
- 創造力
- 感性
それぞれ解説していきます。
創造力
創造力は人間の方がAIより優れている能力です。創造力とは、「独自の方法で、新たなものを創り出す力」のことです。
人間の方がAIより優れた創造力を持っている理由は、AIは既存のデータの特徴・パターンを学習することで能力を身につけているため、「新たなもの」を創り出すことが非常に苦手だからです。
例えば、AIを用いて効率よくデータ収集・分析を行うことは可能ですが、そこから得た情報をどう活用し、何を生み出すのかを考えるのは人間にしかできません。
以上のように、AIは創造力という能力において人間は確実にAIを凌駕しているのです
感性
ここで言う感性とは「五感を使って相手の思考・感情を感じ取る力」です。感性は人間特有の性質であり、AIに人間と同等の感性を持たせることは現時点ではできません。
人間が持つ優れた感性は、特に深いコミュニケーションを必要とされる場面で活躍します。
例えばカウンセラーは、会話の中で相手の表情・語気・身振り手振りなどから、相手の考えていることや感情を読み取る必要があります。
しかし、AIは相手の考えや感情を読み取る感性を持っていないため、このような仕事をこなすことはできません。
そのため、幅広い仕事で必要とされる感性を持っていると言う点で人間はAIより優れています。
AI時代になくなる可能性が低い仕事5選
創造力と感性という点で、人間の方がAIより優れていることがわかりました。
最後に、以上を踏まえた上で実際にAI時代になくなる可能性が低い仕事を5つ紹介します。
- データサイエンティスト
- AIエンジニア
- コンサルタント
- 介護職
- カウンセラー
それぞれ紹介していきます。
データサイエンティスト
AI時代になくなる可能性が低い仕事の一つ目はデータサイエンティストです。
データサイエンティストの仕事がなくならない理由は、分析したデータからあらゆる解釈をして意思決定のサポートをする必要があるからです。
データ収集・分析という作業自体はAIに代替される可能性がありますが、そこから必要な解釈を導出し意思決定者に進言することは、創造力とコミュニケーション能力に長けた人間の方が得意です。
そのため、データサイエンティストの仕事も作業の一部がAIに代替されることはあっても、全てAIに代替される可能性は非常に低いです。
AIエンジニア
AIエンジニアはAIプログラムの開発・保守・運用をする職業であり、AI時代において確実に仕事が増える職業です。
先述したように、単純作業やコミュニケーションが必要無い仕事はAIに代替される可能性が高く、代替が進むとともにAIの需要は高まっていきます。
そのため、AIエンジニアの仕事は今後より一層増えていくでしょう。
コンサルタント
コンサルタントにはさまざまな種類がありますが、特に経営コンサルタントはAIによって代替される可能性が低いです。
経営コンサルタントはクライアントである会社の経営層に対して、会社の将来を左右する非常に重要な決断をサポートしています。
クライアントと信頼関係を構築し、相談に乗って状況を把握、提案する力は人間のほうが優れていると考えられています。
しかし、AIがコンサルタントのように経営陣と相対して信頼関係を構築することは難しく、よってコンサルタントがAIに代替される可能性は低いと考えられています。
介護職
今後介護職にAIの導入が進んでいくことはあっても、介護職という仕事がなくなることはありません。
厚生労働省によると、現在約211万人の人々が介護職員として働いていますが、2023年には約233万人の介護職員が必要になると言われています。
この事実には少子高齢化が強く関係していますが、介護職員の人材不足は今後深刻化していくとみられています。
現状の介護職員の人材不足という社会問題に対して、AIの導入による業務の効率化や肉体労働の負担軽減などは積極的に行われていくでしょう。
しかし、介護職に求められるのは単なる肉体的な介護や生活の管理だけではなく、高齢者との会話や交流を通じた精神的なサポートも重要な役割です。
そのため、AIは介護職員を補助することは可能ですが、完全には代替できないのです。
カウンセラー
カウンセラーがAIに代替されない理由は、先述した人間がAIより優れている「感性」が最も必要とされる職業だからです。
カウンセラーは相談者との深い対話を通じて、相手の状況・考え・感情を正確に読み取って、相手に合わせて会話を組み立て・アドバイスをしなければなりません。
相手の考え・感情を読み取るためには優れた感性が必要であり、AIはその「感性」を現時点では持ちません。
よって、カウンセラーがAIによって代替される可能性は非常に低いと言えるのです。