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エアコンからぬるい風しか出ないときの対処方法
ぬるい風しか出ないエアコンの修理費用はどのくらい?
エアコンからぬるい風しか出ないときの対処方法

エアコンの風がぬるく感じるからといって、運転モードを「強」にするなどしてフル稼働を続けると、エアコンに負荷がかかり、故障の原因になることがあります。
エアコンのぬるい風が気になる場合は、放っておかずに対策をしておくとよいでしょう。ここでは、エアコンからぬるい空気しか出ない場合の対策についてご紹介します。
対処法①エアコン本体をリセットしてみる

エアコンからぬるい空気しか出ない場合、エアコン本体の制御装置が故障している可能性があります。解決策としては、本体をリセットして再起動することですが、パナソニックのエアコンを例に見てみましょう。
まず、リモコンでエアコンをオフにします。次にコンセントを抜いて1分ほど放置し、再度コンセントを入れれば再起動完了です。リセット方法は各メーカーごとに異なりますので、お使いのエアコンの取扱説明書をご確認ください。

リモコンにリセットボタンがある機種もありますが、ほとんどの機種はリモコン内部にリセットボタンがありますので、上記の本体リセットとは異なります。
それでも改善しない時は、重大なトラブルが発生している可能性がありますので、専門家にご相談ください。
対処法②室内機を掃除する
特に、室内機内部のフィルターは、ホコリやカビによる目詰まりを防ぐため、2週間に1度は取り外して掃除することをおすすめします。
また、熱交換器などフィルター以外の部品はご自身で掃除するのが難しい場合が多いので、エアコンクリーニングを行っている業者に依頼するとよいでしょう。
対処法③室外機周りの環境を見直す

室外機の周りに物があると空気の流れが悪くなるので、付着したゴミを掃除し、物を置く場合は30cmほど離して置くようにしましょう。
室外機に直射日光が当たる場合は、室外機カバーやすだれなどを検討することもありますが、室外機を完全に覆ってしまったり、すだれを室外機に近づけすぎて設置すると、空気の流れを阻害することになります。
例えば、すだれを使う場合は、室外機から離して設置したり、前後を覆わない室外機を設置したりすると、空気の流れを妨げずに直射日光を防ぐことができます。また、早朝や夕方に室外機の周りに水をまくと、エアコンの効きがよくなり効果的です。
対処法④サーキュレーターで空気を循環させる

エアコンの冷気は暖気より重いので、部屋の下の方にたまりがちです。顔の周辺には冷気が来ないため、あまり涼しくないと感じることもあるでしょう。
涼しい空気を行き渡らせるには、サーキュレーターが効果的です。サーキュレーターは部屋の空気を循環させることで、エアコンからの冷気を部屋全体に巡らせることができて効率的です。
対処法⑤買い替えを考える

部屋の広さに合わないエアコンを使っている場合は、買い替えを検討することをおすすめします。部屋の広さに合っていないエアコンを使うと、「冷えるまでに時間がかかる」「部屋が冷えにくい」「電気代が高くなる」などのデメリットがあります。
畳数が多いほどエアコンの価格も高くなるので、初期費用は高くなりますが、畳数に合わせたエアコンで長い目で見ると節約になるのでおすすめです。また、10年近く前の古い機種のエアコンをお使いの方は、新しい機種への買い替えをご検討ください。
ぬるい風しか出ないエアコンの修理費用はどのくらい?

改善策を試しても改善されない場合は、冷媒ガス漏れや内部の故障など、ご自身では修理できない問題がある可能性があります。その場合は、専門の修理業者に依頼して修理してもらいましょう。
ただし、プロの修理業者に依頼すると費用が発生します。エアコン修理の相場は2万円程度です。故障の度合いによっては、5万円~10万円程度かかることもあります。修理するより買い換えた方が安く済む場合もありますので、必ず費用を比較してください。