大学入学後何らかの理由で大学中退の道を選ぶ人は一定数います。なかには、金銭的な事情で大学中退せざるを得なかったという人もいるでしょう。いずれの場合も、大学中退後の人生が順調であれば問題ありませんが、場合によっては、大学中退したことが就職活動に不利に働き、辞めた大学に再入学したいと考えることがあるかもしれません。では、大学中退後に再入学することは可能なのでしょうか?早速解説していきます。
目次
中退した大学に再入学することは可能。ただし条件がある
再入学するためには基本的には書類審査と面接試験にパスする必要がある
中退した大学に再入学することは可能。ただし条件がある

結論から言うと、中退した大学に再入学することはできます。つまり、もう一度受験する必要がないということです。しかし、安心するのはまだ早いです。誰でも再入学可能なわけではなく、いくつかの条件をクリアする必要があるからです。
再入学可能期限が設定されている場合がある

具体的な条件としてまず挙げられるのが、退学してからの期間です。どのくらいの期間内なら再入学可能なのかは大学によって異なりますが、「退学してから2~4年以内」と定めている大学が多いです。ただし、なかには期限を設定していない大学もあるので、まずは自分が退学した大学に問い合わせてみることをおすすめします。
退学理由によっては再入学が認められない場合がある

もうひとつの条件は、退学した理由です。再入学を認めるかどうかは、教授陣の話し合いによって決められる場合が多いですが、「病気が良くなったから一から学び直したい」「在学中に産んだ子の育児がひと段落したから資格取得のためにもきちんと学びたい」などの場合、熱意が伝わりやすいかもしれません。もちろん、それ以外の理由でも再入学が認められる可能性はあります。ただし、なんらかの問題を起こした結果、自主退学ではなく除籍となった場合などは、再入学が認められないケースが多いようです。
再入学するためには基本的には書類審査と面接試験にパスする必要がある

再入学を認めてもらうためには、大学が提示する受付期間に、志願理由書や退学・除籍時の成績証明書などの書類を提出する必要があります。その後、基本的には書類審査と面接試験が実施されるので、選考料を支払います。また、面接では「退学した理由」「再入学したい理由」をきちんと話せるように準備しておくといいでしょう。