ルアーフィッシングの釣り人には誰にでもラッキーカラーがあるはずだ。個人の好みや地域性も影響するかもしれない。筆者の場合は、ある理由から赤クリア系を偏愛している。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

釣りのラッキーカラー

各アングラーのラッキーカラーには、何かの理由があるはずだ。そのプラグやワームをはじめて使って釣ったカラー、それで何度でも釣れたカラー。大体そういうところだろうか。

筆者の場合もそうで、とあるワームの赤クリア系で、確か垂水漁港でメバルが面白いくらいに釣れたのがきっかけになっている。そのあと大阪南港ではチヌやシーバスが釣れ、泉南ではアジの大群とマゴチが釣れ、確定的なカラーとなった。今はそのメーカーの同カラーのワームだけで8種類くらいは持っているはずだ。

ラッキーカラーは自分が普段好きなカラーとはいかない、ような気がする。たとえば私は私生活ではオレンジとブルーというニックスカラーが好きだが、どちらもあまり釣りでは釣れない。まあ、そういうものだ。

筆者のラッキーカラー

あらためて私のラッキーカラーというと、次の画像のようなカラーになる。

今さら聞けないワームのキホン:釣り人それぞれのラッキーカラーとは?
(画像=「赤クリア系」(提供:TSURINEWSライター井上海生)、『TSURINEWS』より引用)

私は夕マヅメから釣りを始め、夜まで粘る。赤クリア系は夕マヅメの水色に溶け込み、またこのメーカーのカラーはラメ&グローが入っているので、激スレのシチュエーション以外にはすべていける。とにかく対応力が高い。アジ、メバル共に最初はこの色で釣る。

いわゆる「アミ系」ともいわれるようなカラーだ。今のアジ、メバルはほとんどプランクトンパターンだといわれるので、まさしくカラーではマッチ・ザ・ベイトといえる(はず)。

しかし、何よりも実績を積んできた、その現実が大きい。あるいは、最初の爆釣がこれというだけで、他のカラーを使っていたら、別のカラーになっていたかもしれない。だが結果的にこのカラーに落ち着いているし、このカラーの使い方(キワの止め、レンジキープのイメージ、リトリーブ速度)も、自分の中でいくつも引き出しができている。