釣りに必要不可欠な道具、釣りザオ(ロッド)、リール、イト(ライン)、ハリやオモリといった仕掛けまでの道具一式を釣り用語で『タックル』と称します。今回は『投げ釣りカレイ用タックル』として、投げ釣りでカレイを狙うための基本的なタックルついて、どのようなものが必要になるのかを徹底的に解説していきたいと思います。

投げ釣りカレイ用タックル概要

これから釣りを始められる方は新しく購入することになりますが、既に釣りをしていて、ロッド、リール、ラインをお持ちの方もおられるかと思います。もしかすると今お手持ちのもので用が足りるかもしれません。

そして、これから始められる方には投げ釣り以外の釣りにも対応できるように、汎用性の高いタックルをセレクトしてみたいと思います。

格安タックルは極力避ける

釣具店やホームセンターでパック売りされている投げ釣りセット。エサさえあればそのまま釣りをすることができる便利なセットですが、注意して頂きたい点がいくつかあります。

ライン劣化の可能性

まず一つ目は、ラインです。付属されているラインが経年劣化して強度が著しく低下している可能性があります。セット売りされているタックルには高確率でナイロン素材のラインが巻かれているのですが、このナイロン素材のラインは劣化の進行が早く、仕掛けを結んだ際やキャストした際、また魚が掛かった際に突然切れてしまう恐れがあります。もし大物が掛かってもラインが切れてしまうとショックであり、非常にもったいない思いをしてしまいます。

リールによるライントラブル

そして二つ目は、リールです。こちらはラインを放出しては巻き取るを繰り返す、タックルの中でも非常に重要な役割を担っています。近年のセット売り商品のものは10数年前に比べ品質は向上してきてはいるものの、やはり不安要素は拭えません。使用しているうちに突然ライントラブルに見舞われてしまう可能性が高く、ラインの劣化を早めてしまったり、ラインが劣化していなくても快適に釣りを楽しむことができなくなる可能性があります。

以上、二点が格安セットタックル商品で注意しなければならない点であり、セット販売の商品を避けたい理由であります。ロッドに関しましては、使用後に水道水で塩分をしっかりと洗い流していれば、特に大きな問題は起こらず何年も使用可能です。