今、ライトゲーム派生のミドルゲームという新しい釣りが提唱されている。もともとライトゲーム自体がある程度は無理の利く釣りなのだが、それをより具体的にタックル化、パターン化した釣りだ。
ミドルゲームとは?
最近聞かれるようになった「ミドルゲーム」とは、昨今のライトゲームのいっそうのフィネス化との逆をいくような、ライトゲームを強化させたものと言っていいだろう。具体的に言うと、使うリグが重くなり、ラインも最大PE0.5号までと太くなる。
筆者の印象としては、バス釣りの感覚をそのままソルトに持ってくるものに近い。バスロッドで投げるルアーウェイト、ラインシステム。ただし基本はフィネスであり、ガチガチに強気の釣りではない。参考までに、中庸のPE0.4号で現実的に勝負できる魚、そして投げられるルアーがミドルゲームの基準となると思う。
ミドルゲームで狙える魚種
ミドルゲームでは、狙える魚種が中型魚以上となる。以下のような魚が対象魚だ。
- タイ
- ハタ類
- チヌ
- シーバス
- タチウオ
- 中型青物
筆者の経験としては、チヌ、シーバス、タチウオ、マゴチまでは確かにライトゲームの延長で何度も釣ったことがある。ただ、それはミドルゲームという認識ではなく、あくまでライトゲームの範囲内で、後から振り返れば「ラインシステムを工夫すればもっとこちら有利の条件で、しかも狙いで再現性を持って釣れたのではないか」と思えるものだった。
それが近年、「ミドルゲーム」という言葉で呼ばれ始めたわけだ。

ライトゲーム延長で釣ったチヌ(提供:TSURINEWSライター井上海生)(画像=『TSURINEWS』より 引用)