真相は子どものDNAで分かる
今回のケースが、どちらのシナリオに当てはまるかは不明ですが、その答えは、孵化後のDNA検査で判明します。
ワナー氏は「もしオスを必要としない単為生殖で産まれていたら、その痕跡は子どもの遺伝子にはっきり現れる」と話します。
ただ、単為生殖は、世代間の遺伝的変異が少なく、多様性を欠くため、種の生存を考えると有性生殖ほど好ましいものではありません。
7個の卵は現在、3つが孵卵器にあり、2つがDNA検査中で、あとの2つはすでに死亡したことが確認されています。
果たして彼らは、遅延受精と単為生殖のどちらで命を授かったのでしょうか。
参考文献
iflscience
元論文
bbc
提供元・ナゾロジー
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