静かなシャクリで竿頭

船中で食わせのパターンを探るべく、誰もが試行錯誤のなか、一人気を吐いていたのが、右舷トモの紅一点、山口さん。静かな釣りでポツポツと本命を手にし、最終的には22尾まで数を伸ばし竿頭。

解禁直後の東京湾イサキ釣りで35cm良型 低活性時は「待ち」が重要?
(画像=食い渋りを攻略した(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)、『TSURINEWS』より引用)

好調に数を伸ばす釣り方のコツを聞いてみると「剣崎への移動中に、ネットで調べたら、渋いときはコマセを振らずに静かにシャクってしっかりと待ったほうがいい……と書いてあったので、その通りにやったら釣れました」と笑いながら答えてくれた。

このポイントでも船中全体では渋めながら、ポツポツと本命が顔を見せ、15時に沖上がりのアナウンス。船中釣果は18~36cm1~22尾。私はイサキ11尾にアジ25尾。

剣崎イサキは釣味&食味抜群

下船後、船長に今後の展望について聞いてみると「なかなかハードルが高い一日になりましたね。開幕直後ということもあり、安定しない日もありますが、誘いや仕掛けを変えることで口を使う日はあるので、いろいろ楽しみながらトライしていただけたらと思います。潮色や水温などでも一気に状況が上向くことがありますし、8月いっぱいまでですので、ぜひ釣って楽しく、食べて絶品な剣崎イサキを狙いに足を運んでみてください」と締めくくってくれた。

解禁直後の東京湾イサキ釣りで35cm良型 低活性時は「待ち」が重要?
(画像=ダブルもたびたび(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)、『TSURINEWS』より引用)

小気味よく、トルクフルな引き味。食味のよさの評価も高い剣崎沖イサキ。チャレンジしてみてはいかがだろう。

<週刊つりニュース関東版APC・田中義博/TSURINEWS編>

▼この釣り船について:一之瀬丸

この記事は『週刊つりニュース関東版』2021年6月18日号に掲載された記事を再編集したものになります。

提供元・TSURINEWS

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