仕掛け投入~取り込み

オモリが海底に到着するまで待つ。オモリが海底に到着すると張っていたミチイトが緩み、軽くおじぎしているサオ先がピーンと元に戻る。底から仕掛けを少し持ち上げるようにリールを巻く。日没前まではイカが海底近くにいるため、そのまま底付近に仕掛けを留めてアタリを待つ。

アタリはサオ先がコンコンコンっと連続しておじぎする。サオを大きくあおってハリ掛かりするようにアワセを入れる。電動リールのレバーを動かしてモーターで巻き上げる。イカ釣り仕掛けのハリにはカエシが付いていないため、巻き上げの最中にミチイトを緩めないように心がける。

海面までイカが上がってきたら、大きさを確認して小型なら仕掛けを手に取って抜き上げ、大型ならタモを使用する。

日没からが夜焚き本番

集魚灯の明かりに集まった小魚を追ってイカたちも集まってくる。イカが泳ぐ層が上下に広くなり、広範囲を釣ることが重要になってくる。そうなると電動リールのスロースピード巻き上げで、海底から上の層を探っていく。

イカがヒットした所を覚えておき、次回からはヒットした層から釣り始めることも有効。また、電動リールには登録した層まで仕掛けが行くと電子音で知らせる機能も付いているので有効に使用しよう。

【2021九州】夜焚きイカシーズン本番 胴突き仕掛けのキホンをおさらい
(画像=集魚灯(提供:週刊つりニュース西部版 編集部)、『TSURINEWS』より引用)

アタリが広範囲で頻繁にある時は、一番下のヒットポイントから釣り始る。仕掛けをスロースピードで巻き上げてイカを誘っている時には、アタリがある場所では軽くサオをシャクることでアワセと誘いにもなる。シーズン初期は底付近で仕掛けをキープして、大型を狙う人もいる。