取材を終えてみて。電動キックボードの実状とこれから
先日、報道された国民生活センターが行った電動キックボードの抜き打ち検査では、対象となった機体は何らかの検査で引っかかり合格品はなかった。
なにを基準に公道走行可とうたって販売しているのだろうか。
(参考:独立行政法人国民生活センター 報道発表資料)
工場見学前、都内にある電動キックボードの販売店に赴いたが、対応してくれたスタッフが道路運送車両法の存在すら知らず違反車を扱っていた。この新しいモビリティをめぐり飲酒運転などが問題視されているが、そもそも違反する機体が当たり前のように公道走行可能と記載し販売されてる状況は怖さを感じる。
信じて購入しても違反車のため、警察に停められて調べられれば罰金や切符を切られてしまうのだから。
今回工場取材をしてみて、SUMRiDEのように国内の公道基準をしっかりと守るメーカーが存在することに、ホッとしたのが正直な感想だった。 SUMRiDEを展開する長谷川工業は、日本全国にメンテナンスや検査ができる体制を整えらるよう既に着手しているそうだ。ぜひ今後の電動キックボード市場を牽引していってほしい。
提供元・Moto Megane
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