「太ももをスッキリさせたい」という方は多いでしょう。しかし、なかなか思うように痩せないとお悩みの方もいるのではないでしょうか。
太もものダイエットには、内ももを引き締めるのが効果的です。今回は内もも痩せにおすすめの最強ダイエットメニューをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
脚痩せは内ももがポイント!
ダイエットしたい部分は人によってさまざまですが、脚をスッキリ引き締めたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。脚痩せでもお悩みが多い部位が、太ももです。太ももを細くするためには、内ももがポイントになります。まずは、脚痩せで重要な内ももの筋肉について見ていきましょう。
内ももを構成する太ももの筋肉「内転筋群」
内ももは大内転筋・長内転筋・短内転筋・薄筋・恥骨筋の5つの筋肉で構成されており、まとめて内転筋群と呼ばれています。最も大きいのが大内転筋で、脚を閉じる動作である股関節内転に作用する筋肉です。長内転筋と短内転筋は一緒に動くのが特徴で、脚を閉じたり持ち上げたりします。
薄筋は内転筋群の中で唯一の多関節筋であり、こちらも脚を閉じる動作に関わります。内転筋群は骨盤を守る役目を担っていますが、細く力が弱いという特徴があります。また普段使う機会が少ないため、意識的に鍛えないと筋力がつかず、脂肪がつきやすい部分です。
内ももの筋肉が衰えてくると足が太く見える
脚痩せのポイントが内ももと言われるのは、内ももの筋肉が衰えると足が太く見えてしまうためです。ご紹介したように内転筋群は鍛えにくい筋肉であり、周りにある筋肉と比較して弱いため、太もも前方の大腿四頭筋や外側の大腿筋膜張筋とのバランスにより外側に引っ張られやすくなります。
内ももの筋肉が衰えて外側に開いてしまうと太ももが外に広がって見えるため、足が太く見えるのです。一方、内ももの筋肉を鍛えると脚の間に隙間ができ、細く見えます。
内転筋が弱っているか確認する方法
内ももの内転筋が弱っていると脚が太く見えることが分かりましたが、弱っているかどうか見た目ではなかなか判断できません。内転筋が弱っているか確認するためには、弱っていると現れる傾向に当てはまるかどうかチェックしてみると良いでしょう。
内転筋が弱っていると、内ももを長時間閉じていられない・内股になりやすい・椅子に座っていると膝が開く・内股で歩いていると言われる、といった傾向があります。このような傾向に当てはまるものがあると、内転筋が弱っている可能性があるので、内ももを意識的に鍛えるようにしましょう。
内ももが太くなる原因とは
では、内ももが太くなる原因とは何でしょうか。太くなってしまう原因を知ることでうまく対策でき、より効果的に内もも痩せができます。内ももが太くなる原因としては、脂肪・むくみ・筋力の低下の3つが挙げられます。
原因①脂肪
大きな原因の一つが、脂肪です。太ももはもともと太い部位なので気付かないうちに脂肪がつきやすく、見た目がさほど変わらなくても筋肉量が減少し、脂肪量が増えることで隠れ肥満になりやすい部分です。摂取したエネルギーが消費されないと脂質や糖質が脂肪として蓄積されていきます。
筋肉量が減ると基礎代謝が落ちるため、消費エネルギー量が減少して脂肪が溜まりやすくなります。そのまま放置していると、日常生活で使う事が少ない内ももの筋肉はどんどん衰えてしまい、内ももに脂肪が多くなり太くなってしまうのです。
原因②むくみ
むくみも、内ももが太くなる原因の一つです。余分な水分や老廃物が溜まってむくみとなり、実際よりも太く見えている可能性があります。
脚は日ごろの疲れや冷え、代謝や筋力の低下によって血流が悪くなり、むくみが出やすい部分です。また水分は重力によって下の方に流れていくため、太ももやふくらはぎはむくみが起きやすくなります。
通常、下半身に溜まった水分や老廃物は筋ポンプ運動によって血液と共に心臓に押し戻されるのですが、運動不足で下半身の筋力が低下したり長時間同じ姿勢を続けていると血行が悪くなってポンプの働きが弱くなってしまい、内ももをはじめ体内に余分な水分や老廃物が蓄積し、むくみの原因となるのです。
また冷えも筋肉を硬くしてむくみを引き起こします。冷えやすい冬はもちろん、夏の冷房が効いた部屋や冷え性の方、普段運動やマッサージをしない方は要注意でしょう。
原因③筋力の低下
筋肉は使わないと、どんどん衰えて筋力が低下します。特に内ももの筋肉は弱く、普段使う機会が少ないため、意識的に使わないと筋肉量が低下してしまうのです。
例えば部活などでスポーツをしていた方がスポーツを辞めると、あった筋力が低下して基礎代謝が低下し、脂肪がつきやすくなって内ももが太くなります。加齢も筋力の低下の原因となり、20~30代をピークとして、40代以降は10年ごとに8~10%筋肉量が減少すると言われています。
筋力が低下すると、基礎代謝も低下してカロリーを消費しにくくなり、脂肪が付いて内ももが太くなります。筋力は放っておくとどんどん低下してしまうので、日頃から適度に運動するなど意識的に使うことが大切です。
また、内ももの筋肉は骨盤のゆがみや姿勢によって「前側ばかり」「外側ばかり」使ってしまうなど、上手く使えていないことも太くなる要因です。骨盤のゆがみや正しい姿勢を意識することも、内もも痩せには大切と言えるでしょう。