科学の進歩と共に、ますます生活と切り離せなくなっていく人工知能(AI)による技術。Google社から提供されている写真管理機能「Googleフォト」には、ピンボケ写真をAIが自動判別し、「不鮮明な写真」として削除することを提案してくれるなんて機能も。とっても賢いですね。
しかしながら、人工知能は使用者の趣味嗜好までは、まだ把握するには至っていなかった模様。ツイッターユーザー「ねこのうしろあたま」さんが不要な写真として提案された写真は、自身にとって「人生に必要」と言えるほどの、大事な写真でした。
その写真とは、愛猫「ジギー」くんのおててをアップで写したもの。たしかに、接写によりピンボケしてしまっていますが……時に「クリームパン」とも例えられる丸いフォルムがかわいらしい猫の手ですから、これは猫好きにとってはたまらない写真であると言えます。
撮影当時は、床に寝転がっていたというジギーくん。その様子を撮影していたところ、曲げた手の形を愛おしく感じ、自然とクローズアップしてこのような写真を撮っていたとのこと。
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つまり、この写真は思考によるものではなく、飼い主さんの猫好きとしての本能がそうさせたもの。写真の撮影後も、家にいるジギーくんを見つめるのはもちろんのこと、外出時もスマホの写真を見つめ、心の残像を見つめ……と、何度も見返しているのだそう。すっかりジギーくんの虜になっているようです。
投稿には4万件もの「いいね」が寄せられ、「AIにもふもふはまだ無理だったか……」といったコメントが相次ぐなど、多くの猫愛好家たちがこの写真を「必要な写真」と判定した模様。
大きな反響に対し、「猫は、理性やテクノロジーでは解析できないレベルで人間の心を魅了し、翻弄しています。ねこ好きの皆さんは、最先端の科学技術に疑問を呈してでも、猫に軍配をあげたい気持ちではないでしょうか」と、飼い主さん。
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こうした猫好きの心理は、今のところはAIには判定できなかったようですが、もしかすると近いうちに使用者の趣味嗜好まで理解し、これは「必要な写真」であると認められる日が来るかもしれませんね。
<記事化協力>
ねこのうしろあたまさん
(山口弘剛)
提供元・おたくま経済新聞
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