アイスが食べたい私の脳波絵画

(画像=『TECHABLE』より引用)
計測した脳波データは、コネルが開発した独自のアルゴリズムにより絵画へと変換され、自動買い取り機からレシートと1000円が出てきます。
レシートには、脳波絵画とFocusCalmで取得した脳波データ、脳波ドナーである私の情報などが記されていて、右下のQRコードからBWTCのコレクションページにアクセスすると、脳波絵画をWeb上でも確認可能です。
自分の思考が可視化され、作品として展示されるーー。すごいことをやってのけた気分です。
会場に設置されているアーカイブ検索用のディスプレイでも、自分の脳波作品を見ることができます。思考の詳細は割愛しますが、「暑すぎてアイスしか食べたくない」という結論に至った私の脳波絵画がこちらです。

(画像=レシートに記載されているUBCODEの下4桁を入力すると、大画面で自分の作品を見ることができる。右上が0秒、左下が100秒。、『TECHABLE』より引用)
それぞれの脳波絵画に値が付く
こうして完成した脳波絵画は、コレクションをして終わりではありません。コネルが値付けをおこないます。

(画像=値付けをおこなうエリア、『TECHABLE』より引用)
コネルの出村氏によると、絵画としての美しさや線形の珍しさなどをもとに値付けをおこなうのだそう。ドキドキしながらサイトを確認してみたところ、私の脳波絵画には、7200円の値がついていました。
値段が付いた自分の脳波絵画は購入することができます(後日郵送)。もちろん、自分ではない誰かの作品を購入することも可能です。
当日自分の作品を持ち帰りたいという人は、700円(税込)でレプリカを購入できます。

(画像=トレーシングペーパーに印刷されたレプリカ。持ち帰り用の箱に入れてくれる。、『TECHABLE』より引用)
ここまで、脳波買い取りの流れを紹介してきましたが、BWTCでは、事前に制作した作品や子どもが1時間思考した脳波を絵画に変換した大型作品などの展示もおこなっています。
自分の脳波絵画と似ている作品を探してみたり、「なぜ濃淡があるのか」「なぜ密度が濃いのか」を考えてみたりと、さまざまな過ごし方を楽しめそうです。

(画像=『TECHABLE』より引用)