不動産投資のメリット

【初心者必見】不動産投資を失敗する10の原因と効果的なリスクヘッジ策とは
(画像=『男の隠れ家デジタル』より引用)

この章では不動産投資のメリットについて解説する。

資産運用としての収益は高い

不動産投資は、資産運用としての収益は高いというメリットがある。

確かに株式投資のように大きく儲けられないことから、たいして儲からないという意見は間違いではない。

一方で、資産運用という視点で見た場合、不動産投資の運用益はかなり優秀だ。定期預金や国債といっても利回りが低過ぎて、やる気がしないものが多い。

また、不動産投資は、投資回収が気になる人には向かない。 利回りが低過ぎて、投資回収には何十年もの時間がかかってしまうからだ。

それに対して、不動産投資は運用益に魅力を感じている人には向いている。 銀行に現金を寝かせておくよりは、不動産で運用したほうがはるかに収益性は高い。

副業としてできる

不動産投資は、副業としてできるメリットがある。優良物件に投資をすれば、ほとんど手間がかからず、勝手に収益を生み続けてくれる。

空室が発生しても、優良物件であればすぐに埋まるし、賃料も下がらない。

株式投資のように、 日々の値動きを気にする必要もないため、忙しい人の副業に向いている。

賃貸経営と言っても一般のビジネスと比べたらはるかに難易度は低いことから、サイドビジネスとしては最適といえるのだ。

全損するリスクはない

不動産投資は株式投資とは異なり、全損するリスクはない。

株式投資は、投資した会社が倒産してしまえば株券は紙切れ同然となる。1,000万円を投資しても、株式投資では最悪、投資額がゼロ円になってしまうこともある。

一方で、不動産投資は、物件の価格が下がったとして資産価値がゼロ円にならない。

不動産の場合、仮に建物が地震で倒壊したとしても、土地が残る。土地価格はゼロ円ではないため、不動産投資では投資額がゼロ円になることはないのだ。

また、優良物件に投資をしていれば、年数が経っても資産価値はあまり下がらない。

駅から近い物件は、築年数が古くなっても賃料がほとんど下落しないため、資産価値も落ちない。 株価のように大きく下落することは少ないことから、不動産投資は比較的安全な投資とされている。

不動産投資のデメリット

【初心者必見】不動産投資を失敗する10の原因と効果的なリスクヘッジ策とは
(画像=『男の隠れ家デジタル』より引用)

この章では、不動産投資のデメリットについて解説する。

投資額が大きい

不動産投資のデメリットは、投資額が大きい点である。

気軽にできるものではないし、その分、失敗したときのダメージも大きくなる。

株式投資であれば、数百万円という単位で十分な投資ができるが、不動産投資の場合、投資額が数億円になることも。

不動産投資を安全に始めるには、十分な自己資金が必要であるが、そもそも1物件あたりの金額が大きいため、 十分な自己資金を用意することが難しい。

3,000万円の自己資金を用意できるのであれば、不動産投資などせずに3,000万円を自由に使ったほうが楽しいかもしれない。

せっかく自由に使えるお金を不動産投資につぎ込むのであるから、不動産投資はストイックでないとできない側面もある。

ただし、貯金だと現金が一気に使ってしまうこともあるが、賃貸物件に変えておけば現金を少しずつ生み出す形にできる。 不動産投資は、現金の蛇口を締める機能を生み出し、大切な資産を守る役割を果たしていると捉えることもできるのだ。

借入金返済リスクが発生する

不動産投資では、借入金を用いることが一般的であるため、借入金返済リスクの発生がデメリットである。

借入金返済リスクとは、空室の発生により予定通りの収入が得られず返済に苦しむリスクのことを指す。

もし借入金がなければ、大きな空室が発生しても返済に苦しむことがないので不動産投資のリスクはかなり下がる。

そのため、 安全な不動産投資をするのであれば、なるべく借入金は借りないほうが良い。

特に、はじめての不動産投資はどのような失敗をするかわからないため、最初は小額物件を全額自己資金で投資をするといった考え方もある。

大きな金額の物件は、不動産投資に慣れた段階で始めても遅くはない。

尚、同じ投資でも 株式投資は融資を受けることはできないが、不動産投資は融資を受けることができる。

この違いは、銀行が不動産投資は安全な投資と考えているからだ。

不動産投資は株式投資のような全損リスクはないため、銀行は万が一のときも融資を回収できると考えている。 借入金を借りることのできる不動産投資は、手堅い銀行も認めるほどの安全な投資であるという見方もできるのだ。

優良物件の判断が難しい

優良物件の判断が難しいという点もデメリットとして挙げられる。不動産投資は、本来安全な投資であるため、失敗のリスクは低い。

それでも失敗してしまう人がいるのは、優良物件を選べていないためだ。不動産投資の成否は、ほぼ物件選びで決まるといっても過言ではない。リスクの高い物件に投資をしてしまえば、その後、様々な対処法を施したとしても状況は大きく改善しない。

一方で、適切な物件に投資をすれば、その後は ほとんど手間がかかることもなく、長期間、安定した収益を稼ぐことができる。

適切な投資物件を選ぶには、まずは情報に惑わされないことである。不動産投資の世界では、汎用性の利かない個人的な成功体験が語られることが多い。

プロの機関投資家が絶対に手を出さないようなリスキーな物件で成功するノウハウ本も存在し、最初にそのような情報を鵜呑みにしてしまうと間違った方向性のまま物件を選んでしまうことになる。

不動産投資は、「立地が良く」かつ「築年数が新しい」物件に投資をすることが基本である。 まずは基本に忠実に、利回りは低くても良い物件を選ぶことをおすすめしたい。