底狙いで良型アカハタ
トリヤマが出たので船長は船を走らせたが、キャストを繰り返すうちに早々に消えてしまった。先ほどの磯周りの方が確率が高いだろう。何度も潮上りを繰り返してくれた。午前10時を過ぎるころ、残念ながら雨が降りだした。
11時ごろ、船長からイサキがあまり釣れそうにないので、根物を狙えるポイントで釣ろうと移動を決めた。早速百均ジグにチェンジ。
軽くキャストしてボトムをたたくと、すぐにヒット。根に入るとへばりつくので、強引に巻き取ると良型アカハタが釣れた。
この後はアカハタとガシラが連続して釣れたが、小さいものは全てリリース。隣のアングラーはドラグを鳴らしながら水面に現れてガッカリ。太いダツだった。
本命イサキが登場
正午ごろ、船長と話しながら、キャビンに入ってカッパズボンに足を通していると、ふくらはぎがつってしまった。ちょうどこの時ミヨシではイサキがヒット。「ミヨシではイサキを釣って伊藤さんは足がつった」と船長のだじゃれに船中大笑いだ。
何とか痛みも収まり、沖上がりまでの残り1時間ラストスパートだ。高切れしたので、ラインを組み直して再開。ボトムから誘い上げてステイさせた瞬間ヒット。小気味良い引きにこれは根物でないと直感。
バレないようにティップを下げ、ゴリ巻きすると本命イサキが水面下に現れた。隣のアングラーが船長を呼んでくれたが、間に合わぬと判断。自分でタモ入れしようとした瞬間、ハリは外れたがイサキはタモに収まった。

(画像=誘い上げからのステイでヒットさせたイサキ(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)、『TSURINEWS』より 引用)