レベルに合った浮力の大きさ
浮力が大きいボード:初心者向き
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体重に対する浮力の大小はサーフボードの乗りやすさに影響を与えるため、自分のレベルに合った浮力の大きさを把握することが大切です。初級レベルの方におすすめしたいのは、浮力が大きめのサーフボードになります。
浮力の大きいサーフボードは、パドリングに慣れていない方でもしっかり前に進めるのが特徴です。素早くテイクオフできるため波に乗る感覚を得やすく、初心者向きと言われています。
基本的なテクニックを余裕を持って覚えられる
初心者は重心がブレやすいため、波に乗ろうとしても落ちてしまうことがよくあります。浮力の大きなサーフボードであれば、重心がズレていても安定感をキープしやすいため、余裕を持って基本的なテクニックを覚えられるでしょう。
そのため、浮力の大きなボードは基本のテクニックをまだ覚えていない方や、サーフボードでゆっくりクルージングを満喫したい方にぴったりなタイプだと言えます。
浮力が小さいボード:中上級者向き
浮力が小さいボードは重心が少しでもブレるとテイクオフが困難になる一方で、俊敏なコントロールが可能になります。細かなコントロールが伝わることで複雑なテクニックを繰り出せるようになるため、浮力の小さいボードは中上級者向きだと言えるでしょう。
自分に合った適正数値の調べ方
レベルに合わせた浮力を知ることが大切
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前述の通り、浮力の大きい・小さいによってボードの乗りやすさは格段に変わります。例えば初心者が浮力の小さなボードに乗った場合、テイクオフ自体が難しくなり、基本のテクニックを覚えるまでに長い時間を要するようになるでしょう。
自分のレベルに合わせた浮力を知ることで目的に合わせた動作ができるようになり、サーフィンの上達にもつながります。自分にとっての適正数値を確認し、乗りやすいボードを手に入れるようにしてください。
レベル別の浮力の計算方法
リッターの適正数値の調べ方は、レベルによって異なります。初心者は体重×0.6=適正数値(リッター/L)、中級者は体重×0.45=適正数値(リッター/L)、上級者は体重×0.4=適正数値(リッター/L)で計算するようにしてください。
体重65kgの人の計算例
体重65kgの人が適正数値を出す場合、初心者は65×0.6=39、中級者は65×0.45=29、上級者は65×0.4=26となります。初心者は浮力39リッター、上級者は浮力26リッターと、同じ体重でもレベルによって適切な浮力は大きく異なることがわかりました。
このように浮力がボードに与える影響は大きいため、あらかじめ自分の適正数値を出すようにしてみてください。数値を把握しておけば、簡単にボードを選べるようになります。