基本的な釣り方

まずは基本的な釣り方を押さえておこう。ウキ釣りミャク釣り共に竿一杯に仕掛けを振り込んだら10秒前後アタリを待つ。アタリがなければ手前に仕掛けを少し引いてハゼを誘い再びアタリを待つ。仕掛けが手前まで来たら再び仕掛けを入れ直そう。

それでもアタリが無ければ扇状に仕掛けを入れ直してより広範囲を探ってみるのも効果的。ウキ釣りのアタリはウキがピクピク動いてスーと水面に消し込まれるのでそのタイミンで軽くアワセを入れる。一方、ミャク釣りは手元に「ブルブル」と言う感触が伝わる。ウキ釣り同様軽くアワセを入れる。ハリは袖バリの2~3号から釣り開始。

数釣りのために

数釣りのために工夫できることを紹介しよう。

今さら聞けないハゼ釣りのキホン:初心者でも実践可能な数釣りテクニック
(画像=2020年横十間川での釣果(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)、『TSURINEWS』より 引用)

アワセの微調整

エサの付け方と共にその日の魚の活性によってアワセのタイミングを微調整しよう。例えば、アタリがあっても掛からない場合は、アワセが早いかハリやエサが大きすぎる事が原因の場合が多い。この場合アワセを遅くするかエサやハリを小さくすると良い。

ハリ、ハリスの交換

あるいはハリ先が甘くなっている可能性もあるのでハリを爪の上に当てて滑らないか確認すること。

今さら聞けないハゼ釣りのキホン:初心者でも実践可能な数釣りテクニック
(画像=ハリ先をチェック(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)、『TSURINEWS』より 引用)

滑るようならハリ先が甘くなっているので新しいハリに取り換えるべし。逆にハリを飲み込まれることが多い場合はアワセを早くするか一回りハリを大きくすることをお勧めしたい(ハリを飲み込まれると手返しが悪くなる)。

もしハリを飲み込まれたら左右のえら蓋に指を入れてハリスを引っ張ると抜けることが多いので試して頂きたい。

ハゼをある程度釣るとハリスがヨレてくるのでその場合はハリスを交換して釣りを再開。ハリスに藻やゴミが付着しても食いが悪くなるので綺麗に取り除きたい。

アタリすらない場合

アタリすらない場合はウキ釣りの場合では、エサが底に着いていないか魚がいないのでまずはタナを取り直そう。また、潮位の変動により水深は常に変わるのでウキ釣りの場合にはマメなタナ取りが要求される。

今さら聞けないハゼ釣りのキホン:初心者でも実践可能な数釣りテクニック
(画像=ベタ底も効果的(作図:TSURINEWSライター藤倉聡)、『TSURINEWS』より 引用)

エサが底に着いていないくらいならオモリからエサまでを底に這わすベタ底の方が釣れるので図を参考にされたい。

ポイント移動

それでもアタリがなければポイント移動だ。ミャク釣りもアタリが無ければポイント移動するのが得策だ。

サイトフィッシング

水が澄んでいればサイトフィッシングがお勧め。所謂、見釣りだがハゼの習性なども学べて面白い。エサをくわえてハリが口の中に入ったと思ったら軽くアワせるだけなのですごく簡単。シーズン初期の浅場ならではの釣り方だ。

手返しは練習を

どの程度数を伸ばすかは手返しの違い(良さ)によるところがかなり大きいので、エサ付けや釣った魚のハリ外しなどを速やかに行えるようにしたい。