目次
ハンモック設置に使える応用の結び方2つ
ハンモックの設置手順とロープワーク

ハンモック設置に使える応用の結び方2つ

1.カラビナ固定に便利な「ひばり結び」

ひばり結びは、アウトドアシーンだけなく日常でもよく使われる結び方です。枝やカラビナなどモノとロープを絡ませて固定する時に使います。牛の鼻輪にロープを固定する時に使われたことから、カウヒッチという別名も持っている結び方です。

ひばり結びの結び方

ひばり結びは、モノとロープを簡単に繋ぐだけなく、ロープ同士を簡易的に繋げるときにも便利なのでぜひ覚えておきましょう。

まず、ロープの輪の部分を左にしてロープを両手に持ちます。ロープで持ち対象物を包むようにして寄せ合い、輪の部分に右手に持ったロープを通して完成です。この時、引き締め方が足りないと、すぐに解けてしまいますから注意が必要です。

2.長さ調整可能な「エバンスノット」

基本の結び方だけでハンモックを設置すると、ロープを解かないとハンモックの高さや張り具合を調節することができません。結んだあとで長さ調節ができる結び方を使ってハンモックとロープを繋ぐと便利です。

長さ調節ができる結び方は「自在結び」が有名ですが、体重をかけるハンモックにはあまりお勧めできませんので、登山などで使われる信頼性が高い「エバンスノット」をご紹介します。

エバンスノットの結び方

まず、ロープの端を折り返して輪を作り指に沿わせるように持ちます。つぎに、さきほどの輪にロープを巻きつけます。最後にロープの端を2重に巻きつけた個所に差し込んで完成です。

この結び目はスライドさせることができるので、ロープの長さを調節することができます。ハンモックの位置や高さを調節したい時に便利なので、覚えておくといいでしょう。

ハンモックの設置手順とロープワーク

木にロープを結ぶ

木や梁にロープを結ぶときに使う結び方は、もやい結びとひばり結び、もしくは、8の字結びとひばり結びです。もやい結びか8の字結びで輪にしたロープを、木を包むようにまわし、輪にロープを通して引き締めます。こうすることで、木にロープをひばり結びにした状態になります。

ロープとハンモックを結ぶ

ハンモックの吊り手にロープを通し、吊ったときにハンモックが地面につかない長さになるように気を付けながら固定します。この時、ロープが長く余り過ぎた場合は、支点側へ伸ばして結んでおくのが邪魔にならないコツです。

ラビナを使うときの結び方

ロープとハンモックを結ぶ場面では、ロープにテンションがかかるため、初心者には少し難易度が高いかもしれません。その場合におすすめなのがカラビナを使う方法です。ロープの長さを確認したら、ひばり結びを使ってカラビナにロープを結びます。つぎに、ハンモックの吊り手にカラビナを通して設置完了です。