地下迷宮、洞窟……。大地の下に広がる秘密めいた地下空間は、どうしてこうも心をワクワクさせるものなのか。旅行先に鍾乳洞などといった観光スポットがあると、ついつい足を運んでしまうのは筆者だけではないはずだ。

“地下迷宮”と聞くと、どうしても「ゲームの世界じゃないんだから、私たちの日常とはかけ離れたものだろう」と思われるかもしれない。しかし、声を大にして言いたい。実は、東京近郊にも地下迷宮を楽しめるスポットが存在しているんだぞ、と。

本記事では、ぜひ夏の週末に涼を求めて訪れてほしい、RPGの探検家気分が味わえる地下スポットを紹介する。

目次
■小平市ふれあい下水道館(東京都)
■大谷資料館(栃木県)

■小平市ふれあい下水道館(東京都)

関東でRPGの世界が楽しめる!? 週末は「地下迷宮」で探検家デビューしてみよう!
(画像=同館では子どもから大人まで楽しめる、『男の隠れ家デジタル』より引用)
関東でRPGの世界が楽しめる!? 週末は「地下迷宮」で探検家デビューしてみよう!
(画像=撮影/白汚零(しらおれい)、『男の隠れ家デジタル』より引用)

東京から気軽にフラッと探検家気分を味わいに行きたいなら、「小平市ふれあい下水道館」がイチオシ。名前はいかにも子ども向けの施設に見えるが、日本で唯一自由に本物の下水道管に入れる非常に珍しい施設であるため、大人でも十分に楽しめる。

誰でも、一度は映画やゲームで下水道を走って逃げる主人公の姿を目にしたことがあるだろう。地下25mの下水道管でこっそり物語の主人公気分に浸る休日も、悪くないじゃん?

■大谷資料館(栃木県)

関東でRPGの世界が楽しめる!? 週末は「地下迷宮」で探検家デビューしてみよう!
(画像=『男の隠れ家デジタル』より引用)
関東でRPGの世界が楽しめる!? 週末は「地下迷宮」で探検家デビューしてみよう!
(画像=『男の隠れ家デジタル』より引用)

栃木県宇都宮市大谷町に位置する「大谷資料館(おおやしりょうかん)」は、この付近で採掘される「大谷石」の歴史を紹介している施設。

採掘に伴ってできた「地下採掘場跡」は、さながらRPGゲームのダンジョンをそのまま現実世界に投影した世界観だ。どこかに、伝説の剣でも刺さっていそうで心躍るではないか。

2万平方メートルにも及ぶ採掘場跡の気温は、平均8℃前後。まるで天然冷蔵庫の中にいるような空間は、涼をとるにはぴったりだ。