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5.時代によってマフラーへの要求も変化している!?
SP忠男チャンネルで動画もチェック!
5.時代によってマフラーへの要求も変化している!?
このようにSP忠男のマフラーが「気持ちイー!」というキャッチフレーズを使っている裏には意外な理由がありました。
また、大泉さんによれば、マフラーに求める性能も時代とともに大きく変化していると感じるそうです。90年代や00年代にはリッタースポーツバイクのハイパフォーマンス化が進んだこともあり、圧倒的なハイパワーとトップエンド領域での性能をマフラーに求める声が多かったと言います。しかし、近年ではそうした声よりも常用域での扱いやすさやスタイルなどを求める傾向が強くなっているそう。
近年、SP忠男は全国各地でオリジナルマフラー装着車の試乗会を展開しています。その試乗会では、いまのライダーたちがどんな風にバイクに乗るのか、スロットルの開け方などを含めてスタッフたちが細かに観察しつつ、実際のライダーたちの声を聞いて製品作りに活かしているといいます。そうしたリサーチの結果、極端な高性能を求めるのではなく、普段使いする領域=常用域での特性を重視したマフラー作りの方が、いまのライダーたちには支持される傾向にあるという結論に辿り着いたそうです。
マフラーメーカーとして高性能マフラーを押し付けるのではなく、徹底した市場のリサーチを通じて時代の変化やライダーのニーズを読み取り、徹底した試乗によって特性を作り込んでゆく。それがSP忠男が提唱する「気持ちイー!」の正体でした。その真摯なものづくりの姿勢は、SP忠男のWebサイト内の「SP忠男のマフラー開発奮闘記」でもしっかり読み取ることができます。
今回はマフラーブランドのSP忠男が提唱する「気持ちイー!」の秘密に迫ってみました。実際にSP忠男のマフラーがどんな走りを生み出すのか、気になる方はぜひ試乗会で確かめてみましょう。そしてスタッフへ素直なインプレッションを伝えてみましょう。あなたのインプレッションが新製品誕生の鍵を握っているかもしれませんよ!
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※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。
提供元・Moto Megane
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