目次
マーケティングにおけるEbookの立ち位置
・Ebookの目的とは
・概要PDF資料との違い
・ホワイトペーパーとの違い
Ebookを作成する際のポイント
・集客の1つとしてEbookを捉える
・Ebookを再利用する方法を検討する
・様々なテーマのEbookを作成して反応を見る
マーケティングにおけるEbookの立ち位置
マーケティングにおけるEbookの立ち位置として、以下の点を押さえておきましょう。
・ Ebookの目的
・ 概要PDF資料との違い
・ ホワイトペーパーとの違い
それぞれ順番に解説します。
Ebookの目的とは
企業のマーケティング施策を考えるにあたって、目的の明確化が重要であるように、Ebookを作成する際も、目的の明確化が大切です。
Ebookの目的を決める際は、企業のマーケティング施策全体の目的と切り分けて、個別の目的を策定しましょう。
たとえば、企業のマーケティング施策全体の目的には、「売上の向上」や「リード獲得件数の増加」などが挙げられます。
一方で、Ebookの目的としては以下のようなものが望ましいでしょう。
・ 有益な情報を提供することによる、潜在顧客からの信頼性の獲得
・ 自社商品やサービスが、顧客が抱える問題解決につながることを提示
・ 競合他社との比較を行い、自社の優位性を示す
なお、Ebookの目的が決定したら、企業全体のマーケティング施策に繋がるかを必ず確認しましょう。
概要PDF資料との違い
概要PDFでは、ユーザーは中身を見るためにデバイスにPDFをダウンロードする必要があります。
多くの情報が詰め込まれたPDFの場合、ファイルサイズが大きくなってしまうため、ダウンロードに時間がかかってしまいます。
そのため、PDFをダウンロードし、開くまでの手間によってユーザーは資料を見る意欲を失ってしまう恐れがあるのです。
しかしEbookの場合は、HTMLや画像ファイルによって構成されているため、Webページが表示されると同時に、閲覧が可能です。
Webページのユーザーを待たせることがなく、概要PDFと比べるとインターネット通信状況の影響を受けにくいため、機会損失を防げるでしょう。
ホワイトペーパーとの違い
先述したとおり、ホワイトペーパーは専門的なテーマを扱い、調査データなどを用いてまとめた資料のことです。
そもそも、ホワイトペーパーは元来、公的機関の年次報告書のことでした。それが転じて、企業のダウンロードコンテンツとしても利用されているため、非常にかしこまった形式で専門的・技術的な内容が記述されています。
しかし、Ebookでは、かしこまった形式で記述する必要はありません。詳細のデータや分析結果を基にまとめられたホワイトペーパーとは異なり、図表やイラストなどによって分かり安くまとめることが求められます。
そのため、幅広いターゲットに対して情報を提供でき、同じ業界のユーザー以外にも自社のアピールを行えます。
Ebookを作成する際のポイント
Ebookを作成する際のポイントは以下のとおりです。
・ 集客の1つとしてEbookを捉える
・ Ebookを再利用する方法を検討する
・ 様々なテーマのEbookを作成して反応を見る
それぞれ順番に解説します。
集客の1つとしてEbookを捉える
当然ながら、Ebookは集客手段の1つにすぎません。そのため、Ebookをどのようにダウンロードしてもらえるかを考え、最も多くのユーザーにEbookを見てもらえるような施策を打つ必要があります。
また、EbookをWebページ上のどこに設置するのかも吟味しましょう。Ebookのダウンロードリンクを置く位置や周りのテキストによって、ダウンロード率は大きく異なります。
Ebookの作成時には、どのような位置・文脈でEbookのダウンロードリンクを設置するのかを考えながら作成しましょう。
Ebookを再利用する方法を検討する
Ebookは、そのまま別の目的や業務の際に再利用できます。
たとえば、商品・サービスの詳細を記載しているEbookであれば、カスタマーサポートの参照先として利用したり、内容をそのままパンフレットに転用したりできるでしょう。
Ebookで記載した内容を深掘りすることで、メールマガジンやブログに活用し、より顧客へ濃い情報を届けることも可能です。
販促に必要な資料やコンテンツに再利用できるEbookを作ることで、販促にかかる手間を大幅にカットできます。
ちなみに、既存のプレゼン資料やパンフレットなどをEbookとして再利用することも可能です。Ebookの企画に困った場合や、できるだけ手間を省いて作りたい場合は既存資料を踏襲する形で作成するのも良いでしょう。
様々なテーマのEbookを作成して反応を見る
Ebookは、顧客にとって有益なものでなければ効果がありません。その一方で、実際にEbookを出してみないと、その内容を顧客が求めているのかが分からないのも事実です。
そのため、Ebookを作成する際は、複数のテーマのEbookを作成し、顧客の反応を比較しましょう。
ダウンロード数や、問い合わせ数が多いテーマほど、ユーザーが求めているジャンルであることが分かります。ユーザーが求めているジャンルが分かれば、よりユーザーに強い訴求ができるEbookを作成できるでしょう。
Ebookが1つだけでは、ユーザーがどのテーマに対して興味関心を示しているのかが分かりません。必ず複数のテーマでEbookを作成し、ユーザーのニーズに合った情報を提供するように心掛けましょう。