インターバルは40秒で十分
三角筋側部のインターバルは40秒から60秒ほどで十分だと思います。大胸筋などはそれなりにインターバルを取らないと、次のセットである程度のレップ数をこなすことはできません。ですが、肩、とくに側部は少し休めば、すぐに回復します。ショートインターバルで、どんどん攻めていきましょう。「三角筋に筋肉痛がこない」という方も多いと思います。確かに筋肉痛は、ちゃんと刺激ができたかの目安にはなります。
しかし、サイドヘッドの筋線維は細く小さいので回復力が早いのです。実際に筋肉痛になることはあまりありません。トレーニングを行った日に肩に焼けつくような痛みが走ったり、肩が重たく感じられたりしたら、しっかりと効いていたということになります。「筋肉痛がこないから」といって、あまり気にする必要はないと思います。
グリップで効く部位が変わる
三角筋前部に効かせる種目を行う際は、ダンベルやマシンのグリップを握るとき、親指、人差し指、中指で握ると効きやすいです。小指、薬指、中指で握ると、側部や後部に効いてきます。サイドレイズは、見た目が同じフォームでもグリップの違いで効き方も変わります。これには肩から腕にかけて走っている正中神経と尺骨神経の支配領域が関係していますが、深く考えずに「前部は親指側」、「側部と後部は小指側」と覚えてください。