古典物理学では対応不可能な物理現象

超流動体ヘリウム中の物体に”摩擦がはたらかない理由”が「準粒子」によって説明される!
(画像=物理現象の種類だけ準粒子があるかもしれない/Credit:depositphotos、『ナゾロジー』より引用)

現在、準粒子は多様な物理現象に広く存在するとことが判明してきており、異なる物理現象ごとに準粒子が生成され、量子力学的な解釈の一貫性を保つことに貢献しています。

今回の研究により、摩擦抵抗といったありふれた日常の力も、準粒子が介在した「古典物理学では対応不可能な物理現象」によって支配されていることが明らかになりました。

もしかしたら、何気なく落としたペンと床の間にも、何らかの準粒子が生成されているかもしれないと考えると、少し世界が面白くなったような気がしますね。


参考文献

sciencedaily


提供元・ナゾロジー

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