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公認会計士試験に合格後はどうなる?
見習い期間にも給与が発生するため、高いモチベーションを保って一人前を目指せる!
公認会計士試験に合格後はどうなる?
公認会計士の国家試験に受かっても、その後、2年以上の実務経験を積まなければ一人前の公認会計士になれません。
実務経験とは具体的にはどのようなことをするのかというと、「業務補助」または「実務従事」です。両方の実績を積んだ場合、それぞれの経験年数を合算できます。
業務補助とは?
業務補助とは、公認会計士または監査法人の監査証明業務の補助です。法定監査、任意監査のいずれも業務補助として認められています。
また、1年につき2つ以上の法人の監査証明業務を補助することが必要です。ただし、「金融商品取引法によって、工員会計士または監査法人の監査を受けることが定められている法人」「会社法によって会計監査人設置会社と認められた法人」のいずれかの法人の監査証明業務であれば、1年につき1つの法人でもよしとされています。
実務従事とは?
実務従事とは、財務に関する監査や分析などの実務に従事することです。対象となる業務はいくつかあり、たとえば、国や地方公共団体の機関での「会計に関する検査もしくは監査」や「国税に関する調査もしくは検査の事務」、金融機関や保険会社での「貸付、債務の保証その他これらに順ずる資金の運用に関する事務」などが該当します。
見習い期間にも給与が発生するため、高いモチベーションを保って一人前を目指せる!
公認会計士の資格を取得した後も、2年以上の実務経験を積まなければ一人前になれないとなると、気が遠くなるように感じてしまう人もいるかもしれません。
しかし、業務補助などをおこなうことになる、いわゆる”見習い期間”にも給与が発生するうえ、大手監査法人なら初任給が30万円を超えることもあるので、大卒の平均初任給を上回ることになるため、一人前になるためのモチベーションは保ちやすいといえるでしょう。
国家試験の受験勉強中に気持ちが萎えそうになったときも、がんばった先には安定した収入が待ち受けていると思えば、気を引き締め直して勉強を続けられそうですね!
提供元・キャリアゲ
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