コルチゾールを抑えるトレーニングのコツ

ワークアウトでコルチゾールの分泌が高まってしまうのは避けようがない。それでも、できるだけ高値にならないように以下の事柄を頭に入れておくといいだろう。

45分以内に終わらせる

筋トレは45分以内が効果的!ストレスホルモン「コルチゾール」との付き合い方
(画像=『FITNESS LOVE』より 引用)

ボディビルダーの多くは高強度トレーニングを積極的に行っていると思うが、ワークアウト時間が45分を超えないようにしたい。

高強度トレーニングは、テストステロンやインスリン様成長因子1、成長ホルモンといったアナボリックホルモンのレベルを高めてくれるが、高強度だけにストレスも大きく、そのためコルチゾールの分泌量も増加してしまうのだ。

ただ、忘れてはならないのは、コルチゾールには脂肪細胞から脂肪酸を取り出して消費するのに貢献する働きもある。そのため、身体づくり目指すアスリートにとって、コルチゾールは一概に「ダメなホルモン」とは言えないのである。

それでも、高強度トレーニングを行うなら45分を限度にたいところだ。それ以上行えばインスリンの分泌が促され、取り出された脂肪酸が再び脂肪細胞に送り込まれる可能性が高まってしまう。

セット間の休憩は長めに

トレーニングの目的は人それぞれだが、ホルモン分泌の力関係から言えば、セット間休憩は3~5分ほど取るのが良さそうだ。

セット間の休憩時間が長くなるとテストステロンの分泌が促され、一方でコルチゾールは抑制されると言われている。

有酸素運動はオフ日に

高強度トレーニングを行う人は、有酸素運動はワークアウト後ではなくオフ日に行うようにしたい。

高強度トレーニングと有酸素運動を同じ日に行うと、体内での炎症が大きくなると考えられ、炎症が大きくなればコルチゾールの分泌が高まってしまうことになるからだ。

夜間のワークアウト

コルチゾールは1日の間で変動しているが、夜になると低値になる傾向がある。夜にワークアウトする人はその恩恵を受けていると考えていいだろう。つまり、夜のワークアウトであればコルチゾールがもともと低値なので、朝のワークアウトよりも総合的にコルチゾールのレベルを抑制した状態を保つことができるはずだ。