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公務員試験は原則として学歴不問
学歴は不問だが年齢は問われる
公務員試験は原則として学歴不問
続いては公務員試験について詳しくみていきましょう。
冒頭に述べた通り、公務員試験は基本的に高卒でも受けられます。職種などによって、「高卒程度」「大卒程度」などの受験区分が設けられていますが、「区分」は受験資格ではなく、あくまでも筆記試験の難易度の目安です。そのため、たとえ中卒であっても高卒であっても、「大卒程度」とされた試験を受験すること自体は可能です。
ただし、国家総合職の院卒区分や、技術職および専門職などでは特定の学科の履修を要件としている場合もありますが、ごく稀な例外だと思っていいでしょう。
参考:高卒で公務員を目指す前に知るべき6大事実 | 高卒で目指せる国家・地方公務員やメリット・デメリット
学歴は不問だが年齢は問われる
公務員試験において学歴は不問ですが、誰でも受けられるというわけではありません。なぜなら、受験資格として年齢の制限があるからです。
たとえば、国家公務員の受験資格は以下の通りです。
試験区分 | 受験資格 | |
総合職 | 院卒者試験 | 30歳未満で大学院修了、大学院修了見込み |
大卒程度試験 | 21歳~29歳 | |
一般職 | 大卒程度試験 | 21歳~29歳 |
高卒者試験 | ① 高校卒業見込み、卒業後2年以内② 中学卒業後2年以上5年未満で①に該当しない者 | |
社会人試験(係員級) | 40歳未満※高卒者試験の受験資格者を除きます | |
専門職 | 大卒程度試験 | 21歳~29歳試験によって受験資格が異なる場合があります |
高卒程度試験 | 試験によって受験資格が異なります |
参照:人事院 国家公務員試験 採用情報NAVI 試験情報